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2024年を迎えて

本年もよろしくお願い申し上げます。

新年から早くも10日が過ぎました。
今年は、道南・日本の未来についても積極的に発信して参ります。

2024年年初から、胸が痛い報道が続いています。
令和六年能登半島地震で被災された方々にそして羽田空港事故に遭われた方々に、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。また、現地で必死の救出活動、支援に従事されている自衛隊はじめ多くの方々には心からの感謝しかありません。地震が続く、積雪がある、インフラが寸断されているという被災されている方々の置かれている厳しい状況から、二次避難所の確保・移動も始まりました。

また、当北海道第八選挙区内では、函館から函病のDMATの方々、珠洲市と友好都市であり災害協定も結んでおられる江差町の職員の方々が現地支援に向かわれ、道南からの様々な形での支援も感謝申し上げます。

(↓江差町では珠洲市の支援寄付金代理受付も始めたそうです)

今回、災害がいつ起きてもおかしくないということを改めて痛感しました。年初から道南内の市町の消防団の出初式にも幾つか参加させて頂きましたが、自治防災の要としての消防団や、日々地域での繋がりを構築している町会の役割も、いざという時非常に大きいことを実感します。献身的に日々の訓練に励み地域の危機対応力の向上に努める皆様に心から敬意を表します。

また、今回の能登半島の地形的な困難の状況を知るにつけ、道南に当てはめた場合の国土強靭化の重要性を改めて感じます。避難路や緊急車両通行の視点での木古内から先の道路整備。海路としての港の位置付け。乙部町の崩落を見ても、対応は待ったなしです。

 雪の中の北斗市出初式

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今、政府の危機対応についても様々な論評がされております。

私が3年前にワーキング・メンバーとして参画した新型コロナ感染症の政府対応を検証した新型コロナ民間臨時調査会は、コロナのパンデミックが発生した際に、第二波・第三波と続くことがわかっていたので、第一波の後に急遽、弁護士・医師・教授等で専門家チームを組成、検証・提言を行い、国会質疑等でも活用いただき、特措法改正等に繋げてきました。私は主にデジタル敗戦と呼ばれた政策執行に関わる部分を検証、危機の際の行政の迅速な連携、一方での混乱や発信の難しさも痛感しました。(提言内容の実装まで繋げていきたいと、その後与党でのデジタル政策の裏方を続けてきました。)

その時に検証チームとして大切にしていたことは以下の通りです。

1. あくまで証拠に基づき、実証主義の精神に徹する。
2. 直接の当事者の話をしっかり、丁寧に聞く。それを踏まえて、帰納的に結論を導く。
3. 善玉・悪玉の構図を描くのではなく、クリティカル・レビューを行う。
4. 当事者の意識を持つ。我々は検事ではない。裁判官でもない。自分がその時、政策当局者であったならば...の視点と想像力を持つ。
5. 因果関係には近因、中因、遠因がある。中因と遠因は、意思決定において決定前の人間の判断に影響を与える社会的、歴史的背景、そしてシステミックな要因である。そこにメスを入れる。
6. 国家的危機における政府と国の対応においては、常にリスク、ガバナンス、リーダーシップの要素を見据え、分析、評価する。
7. どんな政策・施策にもトレード・オフがある。それらを勘案し、費用対効果を押さえた上で提言する。

『新型コロナ対応・民間臨時調査会 調査・検証報告書』
序文 なぜ、「コロナ民間臨調」をつくったか

能登半島においては、今まさに初期の危機対応、そして、復興は長期戦でこれからが大変な時期です。コロナ民間臨調の経験から危機対応の羅針盤を持ったことは私にとって非常に大きな経験でした。

そして、コロナが蔓延し始めた時にも、役所職員や医師の皆様等、多くの方が日夜、本当に言葉通り命懸けで対応にあたったことを目の当たりにしました。今、危機対応にあたられている方の状況に思いを寄せ、感謝しながら、私も支部長の立場でできることを行って参ります。

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私は今40歳ですが、失われた30年と言われた時代に大半を生き、
そしてこれからを生きる子どもを育てている責任世代です。

右肩上がりで分配だけを考えれば良い時代でもなく、
ただ誰かのせいにして逃げ切れる時代でもない。

厳しい時代の中で、
知恵を出して試行錯誤して挑戦していかなければならない。

だからこそ、前向きに、全力で、
挑戦していきたいと思います。

勝負、変化、そして挑戦の年。
#ともに未来へ
皆様、改めて、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

令和六年1月11日
向山じゅん

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