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カミーノ・デ・コンポステーラ準備編のほいホイ補遺~2023

 テクノロジーの進化が早いので、現在は2023年の夏の状況と今では違っているようです。以下は私が2023年の夏に行ったときの話です。  

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 カミーノを歩くにあたってある意味スマホは命綱でした。宿の手配、地図、入金振込・両替などのお金の管理、写真、SNS、電話など、旅暮らしに必要なことが殆どスマホ一台に集約されていて、スマホの通信が生きていることが本当に大事でした。

 実際に行ってみれば、すべてのアルベルゲと、ほぼ全てのバールでフリーWi‐Fiが整備されていて、ドアや壁にWi-Fiとパスワードが貼ってありました。なので、最悪アルベルゲにいる間とバールでのフリーWi-Fiだけでもどうにかなります。

 とはいえ出発前にはどの程度Wi-Fiが整備されていることが分からなかったことと、歩いている途中でも通信が必要な場合があることを考えて、方法を調べていきました。

 まずは元々の契約がahamoなので、最初の15日間はそのまま使えることになっていました。ahamoは海外の対応エリア(スペインは対応エリア内)で15日間データ通信サービスが事前準備も追加料金も不要というサービスがあって、現地に到着したらローミング設定をオンにするだけでそのままの電話番号で海外でも使えるのです。

 大体の海外旅行は15日のサービスで済むと思いますが、カミーノは期間が長いので、その後は現地でSIMカードを購入することにしました。色々調べた結果、私はフランスとスペインに強いというオレンジを使うことにしました。オレンジはフランスの会社ですが、スペインでも都市には店舗が展開されているのです。

 ということで、歩き始めて14日目に到着し1日ゼロデイで滞在したブルゴスでオレンジの店舗に行って、SIMカードを購入しました(購入にはパスポートが必要でした)。オレンジの店舗は大きな都市には必ずありました。

 そののち、トップアップ(チャージ)するためにサリアでもう一度オレンジ店舗に寄りました。トップアップと告げるとすぐに対応してくれて、そのままサンティアゴ・デ・コンポステーラまで使い、また帰路に寄ったフランスでも使用できました。

SIMカードを入れ換えた後は、自分のSIMカードを無くさないことにとても気をつけました。買ったSIMカードの入っていたケースに入れて大きめの包装ごと大事にしまいました。帰りの飛行機で自分のSIMカードに戻した時にはホッとしました。

 私は一日停滞した都市でオレンジの店舗に寄ったので、ゆっくりと対応できました。一方、相方は事前にAmazonでSIMカードを購入して持って行っていました。イギリスの会社ので、電話番号もイギリスの国番号が付いていましたが、わざわざ店舗に行く必要がなかったのはよかったと思います(私はスペイン国内で買ったためかスペインの電話番号でした)。

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 2025年現在は、スマホのSIMカードを物理的に入れ替える必要はなくて、eSIMをネット購入して手元で設定できるようになっているようです。今の時代は、長期で海外に出る場合には、そのつど最新状況を調べる必要がありそうです。

 本当はahamoが15日以上の延長プランを作ってくれると一番便利なのですが、未だにそれはないようです。作って欲しいなぁ。

この日最初のバールは橋を渡ったここ!

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