私のローカル・ルール
子どもたちの歌声を聞くと勝手に、涙が出てしまう。
これが私のお約束。
わが子の発表会ではもちろんだが
たまたま聞いた、知らない誰かの歌声でも
NHK全国学校音楽コンクール、通称Nコンのテレビ放送でも
ちゃんと涙が流れる。
感動するのとは少しちがう……と思っている。
悲しい訳でもない。
心にグッとくると言うか、涙が出る。
出てしまう。
周りから見ていると
すごく感動してる人みたいで
恥ずかしい…こともある。
音楽系の習いごとが多かった子どもの頃。
合唱団では楽しくて
確かに、成果が出なかった時もあったけど
子どもの頃の私は、すごく頑張っていて
でも、それ以上のモノではなかったハズ。
子どもの頃、一心に歌を歌っていたあの頃
体の中で起こっていたことが
リンクしているんだろう…とは想像している。
私自身が、思い出すことのできない子どもの頃の思い。
それでも、私の体は記憶してくれている。
言いたいことを言えなかった子どもの頃。
何でも話せる人がいなかった子どもの頃。
子どもたちの歌をトリガーに
あの頃流せなかった涙を流してくれている。
これが、私のローカル・ルール。
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