それぞれの強みを活かす
今の職場では、会議には役職者が出るという
慣習のようなものがありました。
私は昨年度、転勤してきて
それに対して、違和感をもっていました。
会議の目的や性格から
現場からの意見をもらった方が、実態が反映されるという会議でも
残念ながら、そういう人選ではありませんでした。
1年間、ブツブツと言いながら
ある会議メンバーの、人選を行なっていた時
その会議の目的や性格にあった候補を私が上げていたら
今まで、役職者で会議を行なっていたので
そういった選出をしたことのない人ばかりで
「でも、他の部分でちょっと…」と、反対される…
よくよく聞いてみると
結局、どこから見てもいい人を選ぼうとしていたようす。
周りからの納得や、なぜ選ばれたのかの説明のつきやすい人
という観点で選んできたと、今までがそうだったと。
私は、候補に上げたい人の
長所を会議で出してもらえたら、会議での役割が果たせることと
今は、会議に必要な人を選んでいることを伝えると
すごく納得されてしまって、逆に、こちらがびっくりしました。
「そういう基準で言うと…」と
私が話した内容を汲んで、さらに踏み込んだ人選をしてくれました。
伝わって、よかった。
組織には、たくさんの人がいるにも関わらず
標準的な人を良し、とする感覚が
今の職場には、まだまだ強くあります。
誰か一人の考えよりも
いろいろな人の強みを見つけて、組織で活用できるように
得意分野を活かしてもらう方がいいと、実感しています。
自分の得意分野を発揮できた人は、本当に生き生きとしています。
そして、得意じゃない人がやる仕事よりも絶対にいい。
強みって、大切です。
私も毎日、情報をもらって
やっと、そういう考え方ができるようになったと思います。
今年、新しいメンバーでの会議で成果を出すことで
こういった考え方の定着へと、つながってほしいです。