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ネガティブケイパビリティ

私は小さいころからネガティブな気持ちが
デフォルトで生きていました。
常に、不安がありました。
学校での発表、習いごと、進路、将来・・・

今となっては
なんでそこに、それほどの不安をもっていたのかわからないですが
ホントに、なんでだったんでしょうね
常に不安でした。

そんな私も、結婚した時に不安がなくなりました。
これで生きていく
と、決めたからかも知れないです。

でも、そうなると、不安がないことが不安で
それが、死ぬ前にふと訪れたしあわせのように思えて

「私って、もう死んでしまうのかも…」

と、真剣に考えていました。

不安が、払しょくされることって
それまでなかったんですね。
笑い話みたいだと、その時自分でも思っていました。

ネガティブケイパビリティ

帚木蓬生著
「ネガティブ・ケイパビリティ答えのでない事態に耐える力」では
事実や理由を性急に求めず
不確実さや不思議さ、懐疑の中にいられる能力とされています。

子どものころは、ネガティブな状況の中で
自分を否定しながら、過ごしてきましたが
歳を重ねて、自分や周りを否定せずに
少しは、達観できるようになってきたと思っています。

耐える力はあります。
それと、自分と合わない人のそばには
私が、自分で行かなくなったと思います。
それも、ネガティブな思いをせずに済んでいる
大きな理由だと思います。
年の功です。

でも
仕事上で、相手から強い語調で言われたり
自分の意見を否定されたりした時に
ネガティブな感情が、出てくることもあります。

子どものころには
それを、お腹の底にグーっと押し込めて
出てこないようにして
すっかり、なかったことにしていました。

今は、自分を否定せずにできるようになってきました。

そんなネガティブな気持ちを
良い悪いなく、全部否定せずに受け止めることができれば
さらにもっと、楽な生き方になるんだろうな、と思います。

枠なく、自分の気持ちを認められたらいいんですね。
それには、もう少しかかるかな。

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