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日記
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雪国への旅

 2年ぶりにラワッカ(ヨット)を離れた。  2年ぶりに長野の雪山の麓の村、野沢温泉に来ている。  改めて私は旅が好きなんだなあと思う。  近すぎると、のめり込み過ぎてしまって、全体をよく見渡せなくなる。リフレッシュだと思って久しぶりに来た慣れ親しんだお山は、わたしの心の風通しをよくしてくれている。  澄んだ冷たい空気がきもちいい。  新しい出会いが刺激的だ。  2年間ヨットであれこれ考えていたことが、ここに来てすーっと流れていった気がする。  2年前までは毎冬通っていた

食べること

 彼は目を閉じて、ゆっくりと咀嚼を始めた。優しい仕草だと、思った。  「味わう」という、この光景は、わたしが三年前に見たものだ。  長野の山奥で、自給自足を営むお百姓さんのお手伝いをしていたとき。彼も、わたしと同じ志で、その場所にやってきた、きれいな顔立ちをした男の人だった。  なんて美味しそうにご飯を食べるのだろうと、感激したのを今でも覚えている。その仕草は今でも優しく瞼の裏に残っている。彼の一連の仕草は、”今”を心から楽しんでいるものだと思った。  その時、わたしも

過去のわたしより

連なる山々の影は、美しく、はかなく、遠く。すべてが違う色で、すべてが違う形。 わたしにはなにができるだろう わたしはなにを考えているんだろう わたしはなにを考えているようにみえる? あまりにも気にしすぎた他人の目線だと思っていたものは、わたし自身がわたしを見る目であって、誰1人としてわたしのことを気にしちゃあいない。冷静に考えるとそうだ。わたしはこんなにわたしのことで精一杯になっている。隣の誰かのことを考えただろうか。考えても数秒だ。わたしはあまりにもわたしを俯瞰しす

ひとりでいること。

こんにちは。新型肺炎がいまだに収まらないですね〜。徐々に減ってきているのかな。ニュージーランドはいつかにロックダウンがレベル4からレベル3に落とされたとか。四月の半ばに長野から沖縄に無事帰ってきましたが、1人隔離の日々をここ最近まで堪能していました(笑) 1人隔離、なかなか楽しかったです。だいぶ自由にいろいろやりました。 お部屋は、五月で引き払う予定の兄のアパートがあったのでそこで。実家まで徒歩30分といったところ。ガスは無いけど。カセットコンロ持ってお湯を沸かしてお風呂

放置。と再出発。

お久しぶりだな。放置してました。誰も見てないけどぼやきます。 まさかのニュージーランドぶりだなんて。一年半以上は放置しているようです。つくづくわたしも3日坊主です。でもニュージーランドの記事(一個だけ)は見ていて、心がほんわかしたので残します。わたしの一部です。 今は、毎年冬恒例、雪山こもりです。それももう終盤戦ですが。長野県、新潟との県境にある野沢温泉村というところにお邪魔してます。かれこれここに冬のシーズンやってくるのは4回目。好きですね。いい村です。雪化粧した風景は

胸キュン

おセンチになる時間ってないですか。 わたし今それです。 晴れた日のふとした散歩の瞬間 ふとした感情 ふとした風景 春の山奥の土臭さ、 海の匂い、 みかんの味にしんしんと降る雪の音。 友達と阿呆みたいに笑った日 お酒を飲んだ日、 踊った日、波に揺られた日、疲れた日。泣いた日、悩んだ日、恐ろしくなった日。 いろんなわたしやいろんな風景、いろんな人たちがいて 胸がキューンとなる。 過去や未来でなく今を生きろとは言うけれど、あの日やあの瞬間があったからこその