1記事に短しTwitterに長し(1)
○○を仕事にする。
○○で稼ぐ。
最近ウェブ界隈で特に散見するワード。
会社に頼らず自力で生き延びなきゃならん世の中の感じから流行ってるのかな?
で、わたしの身近でもそういうワードは例外なく見えてますね。
そういう時、○○に当てはまるのが自分の好きなことだと興味湧きますよね。当たり前か、人間だもの。
2番目に好きなことを仕事にした方がいいとか、1番好きな人と結婚しない方がいいとか、まことしやかに吹聴する人が居ますが、わたしは1番好きなことで人の役に立ち生活出来たらHappyだし、1番好きな人の1番になりたいタイプの欲張り人類なので、○○で稼ぐって興味は湧きますよね。強欲なタイプの人類だもの。
で、この○○にはなんだって当てはまるから、これを言ってる人を見るよね。
Twitterなりホームページなり、発信者の為人が分かるとこ探してさ。
で、そういうことを大々的に口にする人は、大抵○○を『商売道具として大事にしていない』印象を受けるんです。なんていうか…【金になる商材】と【商売道具】って違うと思うのよね、わたしは。
なんだろ、言葉がうまくハマらないんだけど、【金になる商材】扱いって、そのコンテンツが流行らなきゃすぐ別のコンテンツに乗り換えるイメージ?
例えば【○○=野菜】だとしよう。
八百屋さんや農家さんだわね。
八百屋/農家を仕事にする、八百屋/農家は稼げる、そういう本人は、八百屋でも農家でもなく、その仕事を仲介して中抜きで自分だけ儲けてて、自然環境により不作になったとしても、もうその八百屋さんや農家さんを見限って損をしない。そんでもって、次は【○○=魚】とかにして同じ稼ぎ方をする感じ?
【商売道具】っていうのはもう八百屋さんや農家さんそのものだよね。○○=野菜を売って、お金にする。○○=野菜の質が悪ければ直接自分の財布に響くわけだし、精魂込めて管理する/作ることでよりよい○○=野菜をエンドユーザーまで届けるって感じ。
野菜は分かりにくいかな?
大工さんはトンカチやノコギリは商売道具だから、手入れするし大事に扱うでしょ?でも、大工さんに工事を依頼する仲介業者はそうじゃないでしょ?って話かな。
で、仲介業者が悪いわけじゃないのよ。
プロの仲介業者は大抵真っ当だし。八百屋さんたちの例で言えばJAでしょ?大工さんだと工務店かな。そういう【既に組織化】されてるとこは、もうヘンテコなのが発生する余地もあんまりないしね。
でも、例えば○○=イラストとか○○=タレントとかだとどうだろうか。
○○で稼ぐっていう同じ謳い文句で、いまだに原宿では詐欺スカウトが蔓延ってるし、イラストは『まずは名前を売らなきゃね』とか言って無償奉仕を強いられるケースが後を絶たない。
つまりね、わたしの周りのわたしの好きな○○で稼ぐっていうのも、既存の組織が無いから、イマイチ信用ならんのよ。しかもね、○○に対する態度が【金になる商材】の悪い例に見えるから、余計ね。
○○が大事なら、もっと他のアプローチがあると思うし…。
○○が何にしろわたし好きな物でイラストもデザインもタレント性もまぁゼロに近いから、応募してもお話にならないってことになるかも知らんけど、でもね。
○○をもっと大事に扱ってくれないと。
○○で稼ぐのは目的じゃなくて結果でありたい。
ま、綺麗事なんだけどね。