9: 手術2回目
夫へのLINE
病院から帰ってから、夫にLINEを送りました。
とにかく頑張ってほしいこと。
私の元に必ず帰ってきて欲しいこと。
愛している、と。
返信はありませんでした。
次の日の8月7日
返信はないだろうけど、一応病院に向かうとLINEを入れてみると、
「昨日なにかあったの?
手術のおかげで頭が痛くない」
とのんきなLINEがかえってきました。
意識が朦朧としてて、すでに手術が終わったと勘違いしていた夫。
手術はこれからだよと説明すると、落胆しましたが、私のために頑張ると約束してくれました。
2度目の手術
1週間前とまったく同じように、義母とデイルームで手術が終わるのを待ちました。
デジャヴ?と思うほど
同じ場所、同じ景色、同じような天気
この時の手術も4時間くらいでしょうか。
無事に終わったと先生から話しを聞くことができました。
なんだかどっと疲れてしまい
その日は早めにベッドに入ることにしました。
眠りにつくかつかないかという時、ブーっブーっていう音に気付きます。
私はガバッと起き上がりスマホを確認すると、スマホの画面に病院の名前が。
夫が急変したのかもしれない!
慌てて出ると、担当医ではない女の先生からの電話でした。
先生が、危険な状況だとか、そんなことではないことを真っ先にに伝えてくれたので、私はすぐに落ち着きを取り戻しました。
背中から管を入れて脳に溜まった血などを出しているそうなんですが、その管が何度も抜けてしまうとのことで、頭蓋骨に穴を開けて脳に直接管を入れる処置をしますとのことでした。
これも手術になるので本来付き添いが必要だが、夜中に行うため、今回は付き添わなくても大丈夫とのことです。
さすがに眠りながら待ちましたが、病院からの連絡をすぐに取れるよう、スマホを抱えながら寝ました。
こうして、2度目の手術と同じ日に、脳室ドレナージ術という3度目の手術をすることになったのでした。
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