DX検定 ~受験者数が公表されない謎~
DX検定は受験者数を公表していない
DX検定の謎があります。
それは受験者人数のデータがどこにも公表されていないのです。
他のほとんどの試験や検定は受験者データが公表されていて、どのくらいの人が受けているかがわかるようになっています。
DX検定の受験者数の推定
第6回から、得点分布グラフが公表されようやく、受験者全体のうちの自分の位置づけがわかるようになりました。これは大きな一歩でした。
そのおかげで概ねの受験者数がわかるようになりました。
以下が第1回から第6回までの累計グラフです。
拡大するとこんな感じ。
800点~900点未満のグラフを拡大すると概ね全体の1%であることがわかりました。
第1回~4回で12名、第5回~6回で7名の計19名がDXプロフェッショナルレベルとして表彰されています。
19人を1%で割返すと・・・
19人÷ 1% = 1,900人
1,900人 ÷ 6回 = 317人
1回の受験者は平均で約317人であることがわかりました。
徐々に人数が増えている可能性はあるので、直近では500〜1,000人くらい受けている可能性もなくはないかと思います。
受験料が6,600円のため、500人だと330万円ほどしか集まっていなく、懐事情も結構苦しい中で運営されていることを察しました。
受験者を増やすには?
(ディープラーニングG検定との比較)
JDLA(日本ディープラーニング協会)のディープラーニングG検定(2021年第2期)が7,450人なので、DX検定には見習っていただきもっと普及するように頑張っていただきたいと思います。
もし運営の方が見ていたら、以下の点を改善いただきたいです。
・公式HPを読みやすくする、レスポンシブにする
・検定のレベル感がわかるように例題を増やす
・DX検定の定義・目的・趣旨を上の水色マーカーのものに置き換える
・DX検定の定義・目的・趣旨と問題内容をマッチさせる、名前はDX検定なのに、中身はイノベーション検定になってるねじれをどうにかする
・公式テキストがあるわけでもなく、受験後に問題を確認できないので、復習のモチベーションがわかないのをどうにかして欲しい
・問題のうち一定程度は、学術的に体系化された問題を入れたほうがいいのではないか?
・公式HPで基本的な解説付きの用語集を設けてはどうか?
・割引キャンペーンを行う→受験者を増やすには特効薬
JDLAはG検定を普及させるために、2020年第2期で受験料半額キャンペーンなどブースト施策など手を打って頑張っています。DX検定ももっとこのような方法で普及していただきたいです。
まとめ
おそらく受験者数が少なすぎて公表できない事情がある
1回当たり単純平均317人、ただし徐々に増えているかも
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