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bonjourおじさん

いつもの通り道に、家の2階の窓からいつも外を見ているおじさんがいる。
もちろん(私は)面識は無いのだけど、おじさんは私を知っているらしい。

今日、アパートから郵便物を取りに外に出て来ていたそのおじさん。私を見つけてボンジュールと言ってくれた。もちろん知り合いの様に。

おじさんは毎日2階から私を見ているからおじさんにとっては私は知ってる人。
でも私からしたら遠目にちらりと見える顔の面影だけでうっすらわかる知らない人。もちろんおじさんの全体の輪郭は知らないし、背が高いのか低いのかすら知らない。

私、あなたの事知りませんよの体でやり過ごす事も出来たのだけど、あまりにもおじさんが嬉しそうだったので、こちらもあたかも知り合いの様にニッコリボンジュールを返させて頂きました。 

これで今後は知り合いの体で挨拶をする様になるのだろう。

そんな感じでいつも同じ時間にすれ違い、挨拶する様になった知らないけど知っているボンジュールおじさん(おじいさん)は他にも2人いる。

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