バスの最後部座席

寒いけど暖かい日差しのあるバスの一番後ろの一列席にゆっくり座っていた本日の午後。

心地良すぎて寝かけていたら、急に前から凄い勢いでお兄さんが来てドカっと私の横の席に座った。私の膝の上にある大きい紙袋なんか見えてないよね、ほんとにドカッと。彼は甘〜い匂いを漂わせ、手には何故か櫛。美容師さんなのか髪型も剃り込みが入ったチョンマゲお洒落スタイル。服装はお洒落ジャージ。でも背もたれには背を付けずソワソワキョロキョロ。

落ち着かねぇ。。と思っていたら、また急に逆の隣にひと席開けて座っていたパーカーを被った兄ちゃんがいきなり半分飛び上がりラップを歌いだした。どうやらYouTube で好きなのがかかった様子。

見渡すとここはフランスでは無いよね、な様々な人種のお兄さん達の中で私は女1人座っていた。ま、私もアジア人だからまさに人種のるつぼなバスの最後部座席。

お昼なのに日差しは夕方みたいで、ラップ兄ちゃんと甘い香りの兄ちゃんに挟まれていた眠たい私はまさにゆらゆら帝国。最近坂本慎太郎にハマっているから全てがその世界に見えてしまう。ってわかんないよね独りよがり。

膝にあった紙袋には最近旦那が不在でこのヤローなので気持ちだけでも贅沢になる為に買ったお茶達と食べてみたかったお店のテイクアウト達。ヤッタネ