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📕『ふたりジャネット』 テリー・ビッスン
洋書もSFもそんなに読まない人でも、気づけば自然に“その世界”に入り込ん
でいる。
ちょうど、遊園地の体感ライドものに乗ったみたいに。
どれも平凡な日常生活のひとコマー銀行のキャッシュディスペンサーであったり、ギャラリーであったり、自動車修理工場ーが、ふいに異次元への入り口につな
がっている。
荒唐無稽なんだけど、“こんなこともあるかも”と思ってしまう。
読んだ後は、ちゃんと組み立てて完成したのに最後に部品が1コ残ってしまった
プラモデルのよう。
エッ!?という驚きの後、ニヤッという笑いが残ります。(2004.6)