【エッセイ】無造作ヘアーなんて都合よく呼ぶこともできないくらい伸びた癖っ毛的な心。

2021/4/20

 かなり久しぶりのnote投稿になってしまいました。久しぶりといえば、僕はもう半年くらい髪を切っていません。ようやく重い腰をあげて、金曜日に美容室の予約をとりました。

 僕は癖っ毛です。しかも結構やっかいな癖なんですね。まったく素直じゃない。言うことを聞いてくれない。うねって、跳ねて、あっちに行ったり、こっちに行ったり。こんがらがって絡まって、ブラシが引っかかって痛くって。涙が出ちゃう。

 ワックスをつけても思い通りに動いてくれません。ヘアアイロンをかけても今度はまっすぐになりすぎて不自然な感じになってしまいます。

 心と同じでコントロールできなくてイライラします。もっと素直だったらよかったのに。心も髪も。

 風が吹けばサラサラと気持ち良さそうに髪が揺れて、心も感動して涙を流せたらいいのにな。
 もっと素直に喜んだり、楽しんだり、悲しんだり、泣いたりできればいいのにな。

 髪にストレートパーマをかけるみたいに、心にもストレートパーマをかけられたらいいのに、と思います。そうすれば少しは生きやすくなるのかなって。

 でも、そんなことはできないから。僕はこの言うことを聞いてくれない心を抱えて生きていくしかない。うまく折り合いをつけていくしかない。

 そんな生きづらさを小説で描ければ少しは救われるのかもしれないけれど、なかなかうまく書けない。小説で何を描けばいいのか、どう書けばいいのか、わからなくて筆も進まない。自信喪失で凹んじゃう。

 それでも書くしかできないし、書くことでしか救われないことも知っているのでもがきながら書いてるところです。
 みんなももがいているのかな?もがいてない人なんていないのかもしれない。みんな仲間なのかな。どうかみんなのもがきが報われるといいな。

 それではみなさん、良い一日を。

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