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EMANONの〇〇ってどこからきたの??〜コーヒー編〜

コミュニティ・カフェEMANONでは、こだわりの食材や雑貨・家具が揃っています。
その材料ってどこから来るの? 誰が作っているの?
と疑問に思ったインターン生が室長を連れ回してEMANONを構成しているモノの生まれた場所へいってきました!今回はその第二弾です!(第一弾はこちら

         コミュニティ・カフェEMANONで提供するコーヒーとケーキ

“二人でないとできない”ことでカフェを営むマスターのお話

今日はカフェEMANONで出しているコーヒーの生みの親、「珈琲香坊(こーひーこうぼう)」さんにお邪魔しました!
珈琲香坊は白河市より車を1時間ほど走らせた矢祭町にあるカフェです。矢祭町は林業が盛ん。それを支える林の中に珈琲香坊はあります。今年で経営を始めて13年。可愛らしいログハウスの中でカフェを営む長谷川夫妻にお話を伺いました。

入店して真っ先に目に入るのがズラーッと並んだ素敵なコーヒーカップたち。

インターン生ぺっこ「すごい数のコーヒーカップですね」
マスター長谷川さん「うん、いいでしょ。これはね、カフェをやってみたいなって思い始めた頃に家内が集め始めたんですよ。僕たちは2人でカフェを巡るのが好きで、その都度その地域の焼き物とか作家さんとかを見つけて、カップを集めました。これ!って決めるのはほぼ家内で、家内のセンスに任せてます。ここまで集めるのは10年かかったな〜。」
ぺっこ「へ~!じゃあ一個一個思い出深いですね。」

マスター「コーヒーを注文してもらった人にはこの中から好きなのを選んでもらってそのカップでお出ししてるんですよ。」
ぺっこ「なにそれ嬉しい!早速注文しちゃいます!」

ぺっこ「コーヒーの種類、豊富ですね。あ、スイーツもある!一緒にいただきたいなぁ〜」
マスター「どうぞどうぞ。うちのスイーツは全て家内の手作りですよ。技術も時間もない中で作るからクオリティーを上げるために、材料はとことんこだわってます。」
ぺっこ「マスターのコーヒーに奥さんのスイーツ、最高の組み合わせですね。
じゃあ、私は『ケニア』と『ダークチェリーの焼きプリン』で!」

ぺっこ「ずっと奥さんと二人三脚でやってこられたんですか?」
マスター「そうですね、うちは人を雇いません。僕が指示を出すのが苦手だからとか、人を雇うためにお客様にセールスするような真似したくないからとか理由は色々あるんだけど、一番の理由は人を雇った時に、何か良くないことがあって、その人と関係性が壊れちゃう。その嫌なムードがお店に流れちゃうのが耐えられないんですね。その点、家内とだと喧嘩しても次の日には仲直りしちゃうし、信頼してぶつかり合える。結局、このお店のことを考えたら二人でやっていくのが一番だと思いました。」
ぺっこ「“家内となら、大丈夫”その信頼が大事なんですね。」
マスター「要は美味しいコーヒーと気持ちのいい雰囲気をお客さんに提供するためには家内と二人の方がうまくいくってことですね。」

ぺっこ「奥さんと二人だけでお店をまわしてくなんて素敵ですね〜」
マスター「まあでも、信頼を家内とだけで築いても商売は成り立たなくて、お客さんとも信頼関係を築いかないといけないんだけどね。」
ぺっこ「そうなんですね。お客さんと信頼関係を築けてるなって思ったことはありましたか?」
マスター「うーん。東日本大震災の時の話がいいかな。ここは福島県の最南端で、地震の直接的な被害は少なかったのですが、遠方のお客さんで大変な時だからこそ、少しでも力になればということで豆を買ってくれる方がいらしたんですね。最南端でも福島県内ですから、原発事故のことで不安に思うことはあるじゃないですか。だから本当に嬉しかったですね。それは信頼を作れていると思った瞬間でもあります。そこでもっと信頼を持ってもらうためにも、今ある信頼を壊さないためにも早く豆を送りたいじゃないですか。でも、それができなかったんですよ。ここら辺の地域はガソリンの供給が滞ってたんです。元々コーヒー豆を卸してたお店への配達も宅急便で行なっていたのですが、それらも全てストップしていました。配達先は関東も多かったですから、そちらの卸し先は通常営業している。一刻も早く私たちの豆を届けないと。そう思って模索していると、茨城県では宅急便が動いているという話を耳にしました。そこでお客さんの中で茨城の方へ行くという方がいたので、お願いをして持って行ってもらい、発送していただきました。偶然ではありましたが、発送できて胸を撫で下ろしましたね。」
ぺっこ「ガソリンが無いという絶望的な状況の中でもお客さんのことを考えて、試行錯誤される。すごくかっこいいなと思います。」


ぺっこ「今日は大変貴重なお話ありがとうございました。お二人のこの店への思いや、お互いを想いあってこのお店を経営されてることがよく伝わってきました。きっと、そんなお二人の雰囲気に惚れてこのお店へ足を運ぶ方も多いのでは無いでしょうか。そんなお客様を裏切らないように、商品、内装、サービス全てに誇りを持って仕事される姿に感銘を受けました。コーヒーとプリンとても美味しかったです。本物の味は本気で取り掛かっている方にしか出せないんですね。これからもお二人で経営される珈琲香坊さんにお邪魔したいです。本日は本当にありがとうございました!」

長谷川ご夫妻、本当にありがとうございました!


\珈琲香坊ぜひ行ってみてください!/


\コミュニティ・カフェEMANONもぜひお越しください/



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