【3つの理由】フットボールにおいてなぜ”見る”が重要なのか?
フットボールの世界に生きていると、「見る」重要性というものを聞いたり言ったりすると思います。
少し言葉を変えると【認識】や【認知】と言われるものです。
ただ発言するものの、その見る重要性のwhyの部分を具体的に言語化して説明できる指導者は少ないです。当たり前ですが、まずは指導者からここを頭で整理しないと、トレーニングにおいて選手たちに伝えることもできません。
ということで今回はこの見る重要性を3つの理由に整理して紹介していけたらなと思います。
-動画で視聴されたい方はこちらから-
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認知力より無意識を育てる
3つの理由の解説に入る前に、正直自分自身はもう今は【認知力】を鍛えるよりもプレーにおけるアクションの【無意識力】をいかに鍛えることができるか?のフェーズに入っていると考えています。
今回このテーマには深く入りませんが、ただそうは言え今日のテーマでもある見る重要性というのは特に育成年代において基盤を作るという意味でも、見る動作を習慣化することができれば選手にとっても1つの強みになります。
理由① 情報の収集をするため
それでは3つの理由を順に紹介していきます。まず1つ目の理由は「情報収集」にあります。
それは自分がボールを保持していても、していない場面でも同様ですが自分の左右前後にどのような状況が生じているのか?その情報収集を踏まえて今誰がボールを受けれる状況にあるのか?誰が一番に時間とスペースを所有しながらボールを受けることができるのか?
これらの情報を収集するために見る行為が重要なわけですが、ここで得た情報というのがその後のプレーを予測する、一歩二歩先に相手よりもプレーをすることにも繋がります。
よく例を挙げるときに、トップで活躍し続けるようなベテラン選手を出します。
なぜ彼らが40歳になってもトップの世界で活躍することができるのか?と考えたときに複数の理由はありますがその中の1つの理由にこの情報収集力/認知力に優れている点があると思います。
歳を重ねて、技術精度が落ちたとしてもこの認知力(戦術)の部分にまだ力が備わっていればその分、相手よりも先のプレーができたり、パスコースを見出すことができたりするということです。→戦術と技術は切っても切り離せない関係
理由② 遠くを見れば近くも見れる
聞いたことあるフレーズかもしれません。見るという行為の中でも、遠くを見ることを優先させましょうという話。
遠くを見ることができれば、自分の周辺の状況も自動的に見ることができるし、逆に言えば近くしか見れないと遠い位置にいる味方の選手がどこにいるのか?に気付けないというシンプルな話。→視野を広げる
理由③ 相手を固定する
最後の理由は以前こちらの動画内でも話しました。
見る=首振り動作をする際にそれに対して相手の「あ、こっち(首を振った方向)にターンするな」の反応を誘発します。これによって相手のプレスの行先を固定しているというイメージです。
もう少し具体的に状況を挙げると、ビルドアップの際に例えば自分がCBとしてボールを持っていて、視線を中にやって相手を中に固定しその脇にできた外のスペースにパスを送ったり、ライン間にパスを送りたいから相手の最終ラインを見る素振りをしてそれによって相手最終ラインを後退させることによってできたライン間のスペースにパスを送ったり。→見ることで相手の最終ラインを脅迫する
-参考動画-
このように、見るという行為は磁石のような固定パワーがあると理解できます。
ということでここまで3つのポイントに整理してみてきました。その他にも見る重要性のポイントはありますが特に重要なポイントは抽出して紹介したので少しでも参考になっていることがあればなと思います!
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