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報告と新たな年に向けて。

【近況報告です】

1ヶ月前からクラブ (UE CORNELLA) のトップチーム(昨年3部から降格し今季スペイン4部所属)のスタッフになりました。主なタスクはアナリスト/スカウティングの部分です。(さらに具体的なタスクの内容はまた別に発信しようと思います)

8年前初めて小学生年代の監督になったこのクラブのトップチームスタッフになることは僕にとって非常に感慨深いことです。

19歳で初めて監督を務めた小学生チーム。ここから始まりました。


この8年間とにかく自分は「育成年代にしか興味がない」と言い、異なったカテゴリーを見ることの重要性を考えながら、小学生からユース年代まで一通りの学年、それもまた幸運なことにバルセロナトップの選手たちを見てきました。

この目標が昨シーズンユーストップチームのスタッフになることで達成され正直満足していたところではあります。

2015-2020 小学生年代(降格も経験)
2020-2022 中学生年代
2022-2024 ユース年代


ただなんでだろう。もういいかなって思う度に新しい挑戦と経験を与えてくるバルセロナです。ずるいです。笑

1ヶ月前トップチームの前監督が解任され、今回の機会が訪れたわけですが、頑固なのか本心なのか先程も言ったように育成年代への想いが強かった自分は、当初は話を断りユースチームに残ろうとも思っていました。

最終的に上がることになるわけですが、そこで生まれた感情は幸せ以上に【大きな葛藤】でした。
なぜ葛藤が生まれたのかについてはまた詳しく書こうと思いますが、今はとにかく目の前のやるべきことに向き合いシーズン終了まで戦いたいと思っています。このクラブへの恩返しの気持ちも含めて。

僕のような立場にいると、海外でサッカーコーチとして長年やっていくためのコツみたいなことを聞かれることがあります。

これはどの世界でも同じ話で、自分ができることを少しでも多く増やすことに尽きると思います。要するに異なったスキルを習得することです。

”アジア人の外国人枠”としてみられるスタート地点でのハンデは正直あります。その中でも彼らに食ってかかるためにはこれしかありません。

自分も8年かかりましたが、今では監督をしていた最初の5シーズンの経験、異なったカテゴリーでのマネジメント力、動画分析/編集スキルなどが融合し、1階段1階段上がって来れたのかなとも感じます。だからこそトップの世界を目指すにせよ、異なったカテゴリーを見る経験はマストだと発信しています。

バルセロナに来てちょうど10年が経ったタイミングで訪れたこの経験をポジティブに捉え、年明けからエンジン全開でやっていきます。


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