重度の持病を持つ11歳サッカー少年の感動物語
2024年の年明け早々、バルセロナの街に11歳のサッカー少年がやってきました。名前はTatsumi.
今回はぜひ、このサッカー少年の話をみなさんに聞いてほしいです。
彼との出会いは2023夏に僕がスペイン人指導者と日本で行ったサマークリニック。彼のバルセロナへの挑戦を相談させて欲しいと、トレーニング後にお母さんがソッと僕に近づいて話をしてくれました。
そんな彼には、他のプレーヤー以上にたくさんの苦労とさまざまな障害物にぶつかっては乗り越えてきた過去があります。
生まれながらの重度の食べ物アレルギー持ち。運動誘発喘息に加え、出血性紫斑病を抱えています。ほんの少量の飲食も不可なため、日本ではほとんど外食もしたことがなければ、学校の給食も対応不可とのことでお母さんがお弁当を準備する毎日。激しい運動をすると発作が出ることがあるので、サッカーをプレーしながら苦しむことも。食物アレルギーが原因で、命に関わる経験をしたことまであるそうです。
そんな現実がある中、Tatsumiが「バルセロナで挑戦してみたい」と言っていると。彼のコーチやお母さんと何回もミーティングを重ねました。
僕が代表を務めるMLTバルセロナが抱えるビジョンの1つに「子供たちに環境を与える続けること」があります。また僕らが開催する選手挑戦プログラムではホームステイを扱っています。たくさんの壁が彼に開かることは想像し承知の上で、なんとかして彼の挑戦を可能にするためにたくさんの方々のご協力のもと彼のバルセロナ挑戦が実現されました。
現地での挑戦の様子は以下の動画上で語られている通りなので見てみてください。周囲の心配と不安を吹き飛ばすように異文化に挑戦し続ける彼の姿は逞しいものでした。フットボールの学びもそうですが、顔つきや表情に変化が生まれたように思います。
https://www.instagram.com/reel/C2za-OxMJy0/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==
多くの勇気と学びをありがとう。きっと今回の君の挑戦が多くの人に希望を与えてくれます。
また会おう、Tatsumi!
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