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アンバーの重要性と積み残される課題#374

焦らずゆっくりと、スローゆえに育む。

こういったことを1年ほど前から自分の中で大切にしている。

発達はslowであるべきだと、発達理論の中でも言われる。

発達理論で語るならば、発達は、ビルをメタファーにするとわかりやすい。

土台がしっかりしているからこそ、その上にどんどん積み重なることができる。

では、発達理論においては、各段階において、急いで発達することで積み残された課題は何なのだろうか?

こういった問いをもっている。

今日は、先日甥っ子たちをみていたこともあり、ふと、1つの仮説としてアンバー段階を急いで越えてしまうリスクが頭によぎった。

アンバーが育まれるものは、他者、組織、社会とつながることによる安心感ではないかと思う。

ゆえに、アンバーが短く、依存しないことを早期にもとめてしまうと、無意識なところで、個を確立するオレンジ段階で、孤独、独立への不安が残ってしまうのではないかと思う。

これは愛着理論で言われていることや、シュタイナー教育にも見られる。

幼児のみならず、成人になってからも、成人というフェーズだからこそつながる社会があり、そことのつながりを形成するのがアンバーの段階ではないかと思う。

逆説的ではあるが、自律するために、依存する期間があってはじめて真に自律することができる。

また、グリーンという段階においても、テリーオファロンがSocial Preferenceとして、アンバーとグリーンをCollectiveと置くように、依存力、共存力のようなものとして、グリーンにおいても、安定して相対主義を育んでいけるのではないかと思う。

自分自身の人生をこの観点で振り返った際にも、私自身は長くアンバーにいた。いつなんどき、自分自身は他者に助けを求めること、最後はなんとかなるという根拠ない自信があること、こういったことも実はアンバーという他者や社会に依存した生活をしたゆえに、育まれたのではないかと思う。

2021年12月29日の日記より

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