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ジョアンナ・メイシーのいう「世界の癒やしと個人の癒やしは同時に起こる」を聞いて#179

今日はHPLさんの新講座のプレセッションの録画を拝聴した。
今回は、ジョアンナ・メイシー。

ジョアンナのいう「世界の癒やしと個人の癒やしは同時に起こる」というのは深い。

著書を読んでいないが、彼女が仏教哲学、一般システム理論、ディープエコロジーの研究者であるということから、今では、その言葉の思想をなんとなく感じることができる。

ジョアンナとは全然違う次元だろうが、私自身もジョブレスのときの葛藤を思い出す。

自分が良かれと思ってやってきたことが、誰かの搾取、地球の搾取になっていたのではないか。

人間の幸福なんてものは幻想なのであって、社会の幸福、地球の幸福なんてものは実現しないのではないか。

そんな時出会ったのがインテグラル理論であって、ビジネスも社会制度も人間の意識の産物であるため、それをつくる人間の意識そのものを成熟させていくことができれば、実現できるのではないかと思った。

そこからより一段深い内面探求が始まる。

人間の内的成熟に向けて、探求すればするほど、外面世界へ意識なくして、真の内面変容は起きないことを痛感し始めた。

理由は、シンプルで内面と外面は相互作用しているからだ。

私は、自分の痛みは随分聴けるようになったが、世界の痛みを聴けていないのではないかと思う。

先日も、1月から始めているU理論を体感するSSC(ソーシャルソリダリティサークル)で、こんな問いを向き合うことになった。

自分たちの盲点は何なのか。
私達は何を見てみぬふりをしているのだろうか。
どんな痛みを脇に追いやっているのだろうか。

例としては、アメリカにおける構造的人種差別。

こんな問いに言葉つまった。

もちろんあらゆる社会課題がある中で、それぞれがそれぞれに動いている。
私という人間は、どんな役割を担いたがっているのか、そんな問いを持ち続けたい。

内面だけでなく外面にもっと意識を向けて、私は私なりに、現前する難問から始めていきたい。

2021年6月10日の日記より
2021年6月11日

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