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寒さの中で #68

年末あたりから寒波がきて、一段と寒くなった。
実家の三田は-6度。私のいる伊丹でも-3度。

私の家は古く断熱材もないため、部屋の中が暖まりにくく、寒いの嫌だな〜と思っていた。

そんな中シンガポールにいるクライアントとセッションをするのに、ZOOMで繋ぐと、向こうは年中夏だから半袖。

いいな〜と言ったが、クライアントは、四季がある方がオシャレもできるし楽しいという。

それを聞いて、たしかに四季がある方が面白い。
何か気付きをえるには、外的な刺激がある方が得やすい。

思えば、この冬になって、温かい飲み物をたくさん飲むようになった。普段ならそんなに頻繁に飲まない生姜湯、紅茶、チャイなど。
冬がこなければ、これらの飲み物で楽しむこともなかっただろう。

四季があるというのも、立派な外的環境の1つで、日本人は気づいていないが、ここから影響を受けていることも非常に大きいのだろう。


さて、今日は研修資料にずいぶん煮詰まっている。先日から何も出ないから放置したが、いよいよ放置できない期日になってきた。

こうなると自然と食べ物に走る傾向がある。
何も生まれないストレスに、食べ物で発散しようとする自分がいる。

「悪影響だよ」と思いながら、食べるのをやめて外に散歩に出かける。
寒すぎて、頭の中が寒いしか出てこない。笑

すぐに家に戻る。戻ると、いつも以上に家が温かく感じる。
さっきまでこの家寒いなと思っていた自分が、急にお家のありがたみを感じる。

外部の刺激をうまく活用することで、簡単に捉え方を変えることができるものだなと思う。

そのありがたみを感じながら、とりあえずできる分を出すかと、研修内容を一旦つくり上げた。

外部を上手く活用する。

そういえば、催眠療法のミルトン・エリクソンが、催眠をかける際に、周囲に聞こえる雑音さえもうまく活用すると聞いた記憶がある。

周囲にあるものはすべてリソースに転換できるのだろう。

人間は環境の影響を受けやすいのだから、環境もうまく活用していきたい。

何気ないがそんなことを感じた日だった。

2021年1月8日の日記より
2021年2月20日

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