未経験で入社した私がエンジニアリングマネージャー(EM)になるまで

アイモバイルmaio技術開発グループの青木と申します。
動画広告プラットフォームmaioでエンジニアリングマネージャー(EM)をしております。

今回私自身のことと、アイモバイルのEM、エンジニアとして考えていることを書いていきたいと思います。

自己紹介と経歴


名前: 青木淳
入社日: 2012年3月
趣味: 休日の犬の散歩、長い時は5時間くらい行くこともあります。

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前々職では百貨店の紳士服で販売員をしておりましたが、手に職をつけたいと思いIT業界に飛び込みました。

前職では宅配システムの監視作業に従事していましたが、独学でプログラムの勉強をし、縁あって未経験でアイモバイルに入社しました。

入社後は主にサーバーサイド担当として主に3つのプロダクトに関わりました。


2012 ~ 広告配信プラットフォームi-mobile開発

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入社当初はプログラミングもアドテクも素人同然でしたので日々勉強でした。
当時は会社がどんどん大きくなっている時期で、部署としては新しい機能の開発などをしながら営業チームとの窓口になり問い合わせを受けたり、CIの導入や本番DBのスナップショットによるデータアナリスト向けの分析用環境の構築などメインの機能開発以外も含め幅広く業務をしていました。


2015 ~ アイモバイルの海外版mint開発

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2014 ~ 2016年頃はアイモバイルは海外クライアントの獲得に注力していました。
当時のUSの子会社i-movadで海外版アイモバイルアドネットワークのmintというサービスの開発を担当しました。
基本はアイモバイルアドネットワークのコピーでしたが、当時のi-movadでは本家のアイモバイルとはターゲットも運用方法も異なっていたため、mintに適した形へのカスタマイズが必要でした。
ローカライズから始まり、当時ターゲットにしていたアダルトのマーケットでは広告主様がセルフ運用することが一般的だったたのでPaypalによる支払い機能を追加したり、アダルトでは一般的な、ポップアンダー広告というフォーマットの広告を開発などを一人で対応していました。また1ヵ月半ほど現地に出張に行ったり、アイモバイルに入社してから一番濃い時期でした。

mintは一人で開発していたため要件定義から保守まで全て一人でこなしていたため、わからないことも多く苦労しました。基本はアイモバイルアドネットワークのコピーであるため、とりあえず動く状態にするまではわからない箇所を同僚に聞くことができたのですが、時間を割いてもらっているのを申し訳なく感じていました。この時から、相手が迷わないような質問の仕方を考えたり等、コミュニケーションは大事だと考えるようになりました。


2017 ~ 動画広告プラットフォームmaio開発

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mintのサービス終了に伴い、maioの開発チームへの配属を志願して
2017年にアドプロダクト事業部に異動しmaioの開発に従事、現在はEMとして業務をしています。

maioとは動画リワードを扱った広告配信サービスです。

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maioに入ってからは国内初となるユーザー体験型広告のプレイアブル広告の開発やインストール済みユーザーに対して利用促進を行うリエンゲージメント広告の開発を行いました。

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エンジニアとして大事にしていること

↑でも書きましたが、コミュニケーションを大事にして、自分一人で作っているわけではないということを意識しています。
私は営業チームのようにmaioを売れるわけではないし、一人でmaioの全てを作ることはできません。
自分一人でできないからこそ、自分が知っていることを相手に正確に伝える、相手の意図を正確に読み取る能力は大切だと考えています。

今maioの開発責任者としてプロダクトを運営する上で、営業メンバーからの要望を「聞く」ことから始まり、それについて、技術側の意見やシステムの都合の話などを「伝える」ことが多いです。営業と技術ではコンテキストの違いにより話が食い違ったりすることがよくあります。食い違いがないようにうまく翻訳してメンバーに伝える上でコミュニケーションを正しく取れるように努力しています。

また、アイモバイルのエンジニアは売り上げや数字のノルマなどはなくて、そもそも直接数字に関わることが少ないです。
それでも会社の利益のためにに働いていることを意識し、営業以上に売り上げや利益等を自分事として意識を持つことが大切だと思っています。

mintの開発をしていた時は、一人で作っていたこともあり、システムに今以上に愛着がありました。そのため新しい開発をして、売り上げが上がり管理画面に数値が計上されるととても達成感があり、嬉しかったです。

数字を自分ごととして考えることで、システムやユーザーへの理解、システムへの責任感にもつながります。

アイモバイルのエンジニアとして働く魅力

アイモバイルの魅力は自由であるということだと思います。
開発におけるアーキテクチャ選定など、会社としての規定があるわけではなく開発者が決めることができます。
もちろん保守性やコストなどを考慮し、上長を含めたメンバーを納得させる必要はありますが、提案、実現できる環境があります。
自ら責任を持って取り組むことができれば、周りも応援してくれる環境があるため、新しいことにチャレンジするにはとても良い環境です。


一緒に働きたいと思う人物像

与えられた仕事をこなすだけではなく自ら課題を見つけ解決に向かって動ける人物。

営業チームからの機能開発要望の対応だけでなく、営業の業務を理解した上で技術目線で考え、課題を見つけ、課題に対するソリューションを自ら提案できるような方にはぜひ来ていただきたいです。

また、IT技術が好きであるということも重要な要素です。IT関連の技術は進化が早く、この前学んだことが気づいたら世間ではもう古かったなんてこともよくあります。仕事とはいえ、好きでもないことを勉強し続けることは難しいです。IT技術が好きで、自ら新しいことをキャッチアップできる人を歓迎します。

maio含めたアドネットワークやBtoCのメインとなるふるなびなど、アイモバイルのシステムは土日含め24時間稼働しています。エンジニアの責任としてバグが起きないように作ることはもちろんですが、何か起きた際にすぐに対応するということもとても大事なことで、時にはプライベートよりも仕事を優先しなければならない時があります。エンジニアメンバーは残業が少ないため、普段は仕事とプライベートのメリハリがつけやすい環境ではありますが、有事の際は対応するという覚悟が必要です。

エンジニアリングマネージャーとしての意気込み

EMといっても、アイモバイルでは明確にEMの定義がありません。名刺には「マネージャー」とだけ書かれています。具体的な業務は開発の進捗管理や営業メンバーへの報告などの他、1on1などを通じてチームメンバーのメンタル管理や、評価なども行っています。マネージャーであってもEMであっても、管理職としての責務はチームのパフォーマンスを最大限に上げて会社に貢献することだと考えています。

サーバントリーダーシップという言葉があります。
サーバントとは使用人や召使いという意味であり、チームのパフォーマンスを最大限にあげるためにチームに奉仕するという考え方です。

サーバントリーダーシップ(支援型リーダーシップ)
サーバントリーダーシップは、アメリカのロバート・グリーンリーフ博士が提唱したリーダーシップ哲学で、
「リーダーはまず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」という考え方に基づくものです。
そもそも「サーバント」とは、「使用人」「召使い」という意味。
部下に対して、奉仕の気持ちを持って接し、どうすれば組織のメンバーの持つ力を最大限に発揮できるのかを考え、
その環境づくりに邁進するリーダーシップです。
これは「支援型リーダーシップ」とも呼ばれ、従来の所謂「支配型リーダーシップ」とは相対するものです。

https://bizhint.jp/keyword/14197 から引用

このやり方が常に正しいとは思いません。時にはリーダーとして引っ張って行くということも必要だと思います。ただ、常に自分が中心になって進めて行くのではなく、チームが自主的に動き、マネージャーはそれをサポートすることでメンバーとチーム全体が成長していくことを理想としたチーム運営をしていきたいと思っています。


アイモバイルのエンジニア職にご興味のある方はこちらをご覧ください。



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