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涙のCOP26、実は凄い日本の可能性!〜ブルーアンモニア燃料〜
JUN AMANTO 公式NOTEへようこそ。
※このNOTEでは、JUNが代表を務めるAManToグループの、オンラインサロンEART LIFE LABOに投稿された記事の一部を、特別公開しています。
「第26回気候変動枠組条約締約国会議(COP26)」は、開催国のイギリスで、2021年10月31日までの予定を12日へ一日延長し、議長のアロック・シャルマさんの涙で閉会しました。
![スクリーンショット 2021-11-25 17.01.10](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66430852/picture_pc_e1f7c42dc6b13b72254ddc68c719080f.png?width=1200)
=石炭の使用停止を2030年までに!!=
世界26カ国が参加したCOP26は、「二酸化炭素排出の著しい石炭による火力発電所廃止を2030年の目標でゼロにしたい!」と始まりました。
しかし、世界で一番の石炭発電国である中国が、はなから参加していない今回の会議に意味があるのかと揶揄され続けました。それでも出来る事からやらないと!とイギリスは頑張ったんです。
しかし、その成果文書「グラスゴー気候協定」は、2030年に石炭利用ゼロは採択されず、「段階的に廃止」から「段階的削減」という薄められた表現で合意し閉幕。
最後の全体会議でインド代表が、これから開発目標や飢餓削減に取り組まなくてはならない発展途上国が、石炭使用や化石燃料の利用を廃止する等とても約束出来ないと主張したからです。(↓こちら参照してください)
=日本が、化石賞を受賞!=
そんな中、日本は化石賞?!を受賞!
化石賞って何?って感じですが、これは、「あなたの国の地球環境に対する取り組みは化石レベルです!」という大変不名誉な賞です(^◇^;)
つまり世界ワーストワンを受賞したんですね!!
これは日本が、我が国は、今の時点で石炭発電を止めるなんて無理。石炭発電所で二酸化炭素が出ないようにしていくといった内容の発言したからです。
岸田首相は、強行スケジュールでたったの8時間滞在!わざわざ参加しにいってこの発言があったもんだから、イギリスでは毎日、日本へのブーイングデモが巻き起こったぐらい。
しかし、実際、日本の言っている話を理解してくれている人は誰もいなかったようです。
だって、世界の環境問題の風潮として「石炭発電=悪」なんですから(^◇^;)
この地球温暖化がらみの話、捕鯨やワクチンのことを思い出してしまいますが、洗脳って怖いです。
なぜなら実は岸田総理は、世界を転換させるほどの可能性を秘めた発言をしていたんです!!!!
=水素ブルーアンモニア燃料=
日本が事実上断った内容は「2030年石炭火力発電浄化廃止か否か」に関してです。
「脱石炭声明」とは、2030年までに石炭火力発電所を、2040年には石炭の利用を完全にやめる事で、西側諸国の世界46カ国が賛同する一つの目標です。
大事なポイントですが、これは、どこの国も出来るわけないです。
そんな中、日本はまだ32%が石炭なんです。
この声明の誓約は、日本だけでなくアメリカ中国のインド等も入っていません。
=日本の言い分=
日本は島国で、様々な燃料を複合的、かつ分散活用しないと無理です。
石炭火力発電所の依存をやめないとはいってません。
2030年までには不可能だということです。
「それでも頑張って2030年には、32%から 19%にしていきます!前向きです!わかってください!」
…こんな感じです。
ところが、岸田総理がいうここからの話がぶっ飛び過ぎてて誰も理解できなかったようです。
「石炭火力発電は続けていきますが、石炭発電で排出されるCO2自体を減らしていきます!」
???
これは世界でまだ前例がない、ブルーアンモニア燃料の併用の話なんです!!
=夢の技術ブルーアンモニア燃料とは?=
ブルーアンモニア燃料1番いいところは、既存の石炭発電所をそのまま使えるということなんです。
「世界中の大半を占める発展途上国は、メインが石炭火力発電です。これを全部壊すだけでどれだけ環境破壊ですか?!」
日本はこれが言いたいんです。
しかし、自己主張をしない日本、もう一押し過激さが足りなかったのでしょうか(^◇^;)
=産油国の焦り=
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世界がソーラーや風力にシフトしていくとき、既存の産油国はどうしていくのか…?当然、中東各国も焦りまくってます。
そこで、サウジアラビアが2020年に開発、公表したのが「二酸化炭素を排出しない石油由来の製品・ブルーアンモニア」なんです。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/66434678/picture_pc_cc994f861e11e9f7f150172352d98864.png?width=1200)
1、石油からCO2を取り出して水素H2と窒素N2に分けます。
2、混合して燃料にすると→「ブルーアンモニア燃料」になります!
3、これを燃やすとどうなるでしょう?
そう、「N2+H2O」ゴミは、窒素と水!!!!
サウジアラビアは、ジュベイルという場所で大規模なプラントを作っています。これを各国に輸出して次世代の産油国として生き残っていこうという話なんです。
そして、その話に世界初着手しようとしているのが、日本なわけです!!
具体的には、日本の郡山、横浜、相生の火力発電所で使い始める実証実験を既にスタートしています。
中心になっているのは、宇部興産。子会社の宇部アンモニュームを合併し、宇部興産のメイン事業にしていきます。これに菅さんが目をつけて官民合同でやりはじめていたんですね!
この技術は、世界で誰も実用化していません。
しかし、これを日本がイニシアチブを取れれば、世界のシェアの主導権を取れるのは確実!!
=ネオ縄文・日本、CO2排出二国間クレジット=
これともう一つ!
世界が大きく割れて「脱炭素、そんなの無理!!」として喧嘩している時、和を持って尊しする日本が頑張ったのが、「CO2排出二国間クレジット制度」なんです!!
地理的な理由で再エネによる発電コストが高い日本。でも、「国内で排出量削減を進めるのが無理だとしても、発展途上国でなら低コストで再エネによる発電を行うことができるのではないか?東南アジアなどに、日本の高い技術や設備を提供します!」というアイデア!
そして、削減した排出量を協力しあった2国間で分け合うというもの!
結果として、地球全体の排出量削減に貢献できるのだから、地球にとってはフェアです。
発展途上国での排出量削減を促し、日本の目標削減にも貢献する地球温暖化ガスの新たな国際的な取引ルールの取り組み。
ネオ縄文の活動として是非国際世論をリードしていってほしいものです!
=EART LIFE LABO=
この記事は、オンラインサロン EART LIFE LABOだけに投稿されていましたが、一部抜粋で特別公開しました。
最新の記事が読めるだけでなく、本気で学び、繋がりを作り、社会を具体的によくしていく学びと実践の場のサロンです。関心を持たれた方は、ぜひご入会検討ください。
=JUN AMANTO=
幼少より武道武術をたしなみ、スタントマンから大道芸人を経てパフォーマーに。
世界を旅するうちに日本人独自の運動特質と環太平洋の古い部族の動きを各地の格闘技、伝統舞踊学び、研究しその共通点を編集、独自の哲学をもとに傾舞(かぶくまい)を創始した。
アートパーフォーマンスとして、単独で古民家の公開改装パフォーマンスを行いカフェ、サロン・ド・アマントを設立。 中崎町を中心に、アートスペース等活動拠点を展開中。私塾「天響ノ道」は、大阪・東京で開校。
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