＝神仏習合と分離＝「仏教と神道、一緒になってはダメですか...?」

2021年10月22日
<  J,UVC & 天響ノ道 >

今日は、チャーンチャイ大長老をお伊勢さんにご案内しました。チャイ長老のインスピレーションで「お伊勢さんに行かされています…」との一言で、23日の名古屋での法要に合わせ伊勢経由で行くことにしたというわけです。

＝神仏習合と分離＝

一般的に仏教と神道の繋がりは、仏教伝来した起源538年以降「仏」を「隣の国の神」と考え「我が国の神に例えるならどなただろう?」と、仏を神に翻訳しようというところから始まりました。

日本においての「神」とは人格神というより、自然の働きや作用を摩訶不思議に思い、それを「神」としたところから始まっていますから、この思考は至極当然でした。

それから明治になる大政奉還(1868年4月5日）に発せられた「神仏分離令」により、廃仏毀釈が行われた。
日本政府の神仏分離令は、あくまでも神道と仏教の分離が目的で、仏像・仏具の破壊が目的ではなかったけれど、結果的にそうなって現在に至ります。
しかし、今回はもう少し不思議な、そして壮大な接点です。

＝ブッタの直弟子が、日本で神道に関与？＝

ブッタの直弟子、マハーモッガラーナ(日本でいう目連)がいらっしゃいました。
ブッタがまだご存命の時、モッガラーナのお弟子さんに、シンナパンチャラという方がおりました。つまりブッタの孫弟子さんです。
彼は、遥か前世から世々限りなく修行されてきたのか、7歳で、阿羅漢(アラカン＝人間としては最高の段階)の悟りを得てしまいました。
そして徳あふれるシンナパンチャラ尊師は、絶世の美男子でありました。
23歳の時、あまりの美しさとそのオーラで沢山の女性に人気だったシンナパンチャラに1人の女性が抱きついてしまったのです。
自分の容姿が人の心を乱してしまっている事にショックを受けたシンナパンチャラ、彼は、自分で自分の肉体が捨てる事にしてしまいました。

本来、肉体を捨てたら涅槃できるレベルにあった彼も、いくら人のためとはいえ天寿を全うしないで肉体を離れてしまった事は、カルマになります。
シンナパンチャラは、梵天の世界に転生したという事です。

こうして、梵天界に行ったシンナパンチャラは、ブッタと会う前に、なんと日本に生まれていた事があるというのです。
そして、チャイ先生は、そのシンナパンチャラの流れを汲む最後のお弟子さんだという事なんです。
なので、チャイ先生もシンナパンチャラと同じ杖を授かっている特別なお坊様でした。
当然、彼のような魂は何度も何度も、悟るための徳を積んでいく人生を繰り返していたので、日本の精神的な文化に何かしらの大きな貢献をしていると考えられます。

＝シンナパンチャラと神武天皇＝

タイは、グレゴリオ暦ではなく仏暦をつかっています。
お釈迦様の入滅の年を元年とする暦です。(スリランカは翌年から)今年は仏暦2565年です。
そして神武天皇が即位された時を元年とする日本の皇紀というのかあるんですが、それだと今年は、皇紀カレンダー2681年なんです。
つまり、ブッダと神武天皇は同時代の人という事になり、シンナパンチャラの前世が日本人なら、彼は、日本の土着の信仰が古神道となった過程で大きく関係している可能性があるわけです！！
先生はこれを確かめるために導かれている…のかもしれないわけです。
そして、先生が今回は日本の神々に聞きたかったことがあるそうなんです。

＝仏教と神道、一緒になってはダメですか？＝

先生は、今世界は大変な状態なので平和を愛する日本の神々に「仏教と神道は一緒になってはダメですか？」…と尋ねてみたいとおっしゃるんです。
日本の神様のトップ…そう考えるとそれはやはり「伊勢神宮」という事になります！
これが今回の旅が始まるきっかけでした。
さて、チャイ先生は日本の神々と話されてどうだったのか？

それはまた次回お話ししましょう！！

=EART LIFE LABO=

この記事は、オンラインサロン EART LIFE LABOに投稿されていましたが、一部抜粋で特別公開することにしました。
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＝JUN AMANTO＝

幼少より武道武術をたしなみ、スタントマンから大道芸人を経てパフォーマーに。
世界を旅するうちに日本人独自の運動特質と環太平洋の古い部族の動きを各地の格闘技、伝統舞踊学び、研究しその共通点を編集、独自の哲学をもとに傾舞（かぶくまい）を創始した。
アートパーフォーマンスとして、単独で古民家の公開改装パフォーマンスを行いカフェ、サロン・ド・アマントを設立。 中崎町を中心に、アートスペース等活動拠点を展開中。

Salon de AManTo 天人 :: Planet JUN