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万年筆を手放しました。

どうも純一です。

先日、使っていない万年筆を1本手放しました。

手放したのはペリカンのⅯ200シリーズ。鉄ペンの吸入式です。
とても華やかな万年筆でデザインはとても気に入っていましたが、ゴツゴツとした私の手には馴染みませんでした。

自分にどんな万年筆が合うのか、どんなデザインの万年筆が馴染むのか。
万年筆を選ぶ要素って本当にたくさんあり、手にするまでは分からない部分も大きいですよね。
でも、万年筆を手放したことで万年筆との向き合い方が浮き彫りになってきた気がします。
実は万年筆を手放した事は今まで3本あります。


一つ目はキャップレスの中細字〈FM〉
これは書き味は柔らかくて最高なのですがインクフローが潤沢で字幅が太く、ノートに書き込むには文字が潰れてしまう事が手放した理由です。
後、少しだけ重量もあり、書き続けていると指が疲れる感覚がありました。
中字が僕の用途には合わなかったということです。

二つ目はキャップレスデシモ 細字〈F〉

1本目で字幅で失敗しているので字幅はFニブを購入しました。
そして、通常のキャップレスはすこし重かったので軽いデシモなら自分にとって最適解なのではと思って購入しました。

字幅がFになると信じられないくらい字幅が細く変わります。

当時を振り返ると最初のキャップレスは、ペン先調整をすれば良かったとも思っています。当時の僕は字幅を変えることが出来ることを知りませんでした。

ノートに書き込むならパイロット社のFニブは最適解だと確信しています。
ただ、デシモは僕には小さすぎました。

デシモは女性の友人にプレゼントする形で手放しました。

キャップレスを立て続けに手放したけれど、ノック式の手軽さ、小さいペン先からは想像も出来ない毛筆タッチな書き味。そして洗礼されたデザイン。
もう虜でした。

自分の好みは太軸であること。
重すぎないこと。
字幅はFであること。
この全てを満たしていたのがキャップレス木軸でした。
キャップレスを買っては手放してきた甲斐があるほど、これに出会えた喜びは言い表せないものでした。

過去に記事にキャップレスの木軸がいかに良いのか纏めた物があるので良かったら見てください。

キャップレスはいいぞ。|junichi0206 (note.com)

3本目はペリカンⅯ200 〈f〉
初めての吸入式の万年筆で見た目も気に入っていましたが、手に馴染まなかったんです。
『妻と万年筆は人に貸すな』という言葉がありますが、万年筆をパートナーに例えるのは上手いなと感心してしまいます。
これは万年筆は人に貸すものではないという比喩ですが、パートナー選びも見た目だけで選ぶのは良くないとは分かっていても、見た目の美しいものに惹かれてしまう人の性を暗示しているのではないかと深読みが捗ります。

そんな訳で僕は万年筆は使うことに喜びを感じるタイプなので、コレクションすることには、あまり興味がないようです。
飾っておくくらいなら誰か使ってくれる人の元で過ごした方が万年筆も幸せだろうと思ってしまうのです。

ではまた!

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