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【社会人から国家資格看護師取得】30代で看護専門学校へ入学〜卒業の経験談
要約
33歳で看護専門学校入学し、卒業後は看護師として病棟で働きました。この記事は看護専門学校の受験勉強や学校生活がわかります。要領も悪く根性もない私が看護師になれました。地道にやればできます。2015年に看護専門学校の受験は東京アカデミー予備校は通いました。社会人から看護師への転職を考えている方への役に立てればと思います。
看護専門学校受験対策は東京アカデミーを利用
2015年に東京アカデミーでお世話になりました。当時の看護学校受験対策講座を受講。現代文、数学、小論文、面接を選択。生物、英語は、教科書のみ購入。当時は各地で通学講座がありましたが、現在は東京、横浜、名古屋、大阪、神戸のみです。通信もあるようです。
私は5月頃に入校したので、スタートも遅れています。計画的に進めるのがおすすめです。
最近のものを調べてみると・・・
東京アカデミー
看護学校受験オンライン(入会金無料、1時間1900円都度払い)
KDG看護予備校
大阪KAZアカデミー(大阪で通学可能なら) 通学しなくても役立つ情報公開
看護医療進学ネット
スコレーアスコルー
オープンスクール、個別説明会などへ参加は必須
・在校生や先生から学校生活の情報収集
・社会人の合格率、留年率、学校の雰囲気、実習の様子、教員の質を確認
・入試の過去問入手、模擬授業などが体験できる
・社会人専用の日程もあり、参加しやすい
仕事で日程が合わない場合は学校側に問い合わせて、見学できます。
急遽、受験校を追加し、オープンスクールが終わっていたため、11月頃に電話して見学お願いしました。とても親切・丁寧に説明してくださいました。1月に受験し、ここに合格しました。
できるだけオープンスクールに行くのが迷惑にならないのいで計画的に。
日程を多く設けているところも多いです。
ここでアピールする方もいますが、社会人というだけで、目立ちます。振る舞いには注意してください。
受験レポート(2015~2016年)
受験校A(済生会系列)
社会人枠:数学、現代文、面接
結果:不合格
予備校で一緒だった方が合格されていた。この方が数学ができたと言っていた。数学が難しかった。現代文は比較的優しめ傾向
社会人のスーツ姿の方は多かった。学費も安いし、奨学金を使えば学費はほぼゼロだったので人気です。社会人枠は倍率が厳しい。
受験校B(私立専門)
一般入試:小論文、面接
結果:不合格
小論文:選挙権満18歳以上になることについてあなたの意見を述べよ。(2015年)
比較的社会人合格が多い学校。面接では一番リラックスした感じだった。
小論文ができなかった。学校の雰囲気に自分が合わなかったのか。
社会人では予備校で一緒だった40代の主婦の方が合格されていた。
受験日は多く不合格でも再度、受験可能な学校でした。私は1回のみ受験。
受験校C(短大)
一般入試:数学1A、現代文、面接
結果:合格
社会人は2名合格
試験がマーク式。現代文は比較的簡単、数学は難しくほとんどできなかった。教科は当日選択式で、数学、英語、現代文、生物、物理から選べる。現代文は手応えあり、なぜ合格した理由が検討つかない。面接は無難に終了。会場が寒かった。毎年100人くらいで社会人は1~2名の合格の様子。
3校での面接内容:
・志望動機
・今の仕事はどうか、職場の人はどう思っているか
・家族はどう思っているか
・今までに経験をどう看護に活かせるか
・違う年代の人と一緒にやっていけるか
どの学校も面接は圧迫感なし、和やかに進みました。意地悪な質問はあまりなかったです。
受験したのが2015年~2016年ですので参考程度に。調べましたが、今でも基本な質問は変わっていません。
看護師になりたい意志の強さ、熱意が伝わること、実習や勉強に耐えられる忍耐、協調性がアピールできたらいいと思います。全て個別面接でした。
看護師は面接は必須です。面接練習もしっかりと。
受験対策は情報から目標を達成するための計画を考える
私の反省は不安からあれもしたほうがいいと情報に振り回されたこと、計画を十分に立てていなかったことです。スタートも遅れた状態でした。
受験は秋から始まっていることがほとんど。受験日から逆算しても、受験校の情報は1〜2月までに集めておき、予備校へ相談するのがいいと思います。勉強から離れている時間が長い場合は特に。途中からでも参加はできますが、予備校のコース開始に間に合うようにするのがいいです。
当時、社会人枠で入るのは倍率が高いため、一般入試の対策も必要でした。数学、現代文、英語、生物がありました。生物と英語は教科書は購入しましたが、勉強する時間がなかったです。
受験できる学校を片っ端から受けるつもりでいましたが、教科と学校は絞ってたほうがいいです。1回不合格でも再度受験できる学校もあります。しかし、落ち続けると精神的にも辛いです。
数学、現代文、小論文に絞り、社会人枠の受験が終われば、一般入試へ向けれひたすら勉強しました。予備校も全部講義は受講できず、休むこともありました。仕事しながらだと通学できないこともあるため、今なら、オンライン対応しているところが時間を有効に使えると思います。YoutubeやチャットGPTがあるので、得意科目がある場合はこれらのツールを勉強に利用すると効率いいです。
小論文の添削は専門の先生に添削しててもらうのが必須です。試験科目が小論文だけの場合は、小論文のコースの予備校やオンラインサービスを選び、自分に合わせて選ぶと効率よく費用も抑えられます。小論文は書いて添削を繰り返します。私は苦手でなかなか進まなかったが、とにかく自分の考えをまとめて書くを繰り返すのが大事。
学校選びからしっかりサポートしてもらい方がは予備校がいいですね。
受験校の情報収集(学費、奨学金、通学時間、試験科目)
→予備校などのサービスが必要なら相談へ行く
→勉強教科を決める(小論文・現代文・数学)
→オープンスクール、勉強、面接練習
社会人枠が先に受験のため、その対策を早めに
予備校では受験できる学校のアドバイスももらえます。相談してみてください。
当時は学校の情報を得るには予備校は良かったです。仲間もいるので励まし合える、同じ悩みも共有できます。
オープンスクールへ行くたびに社会人の方と話すことがあり、東京アカデミーの受講生が増えていった気がします。
学費は貯金から
学費や交通費、娯楽費などは貯金を切り崩しました。学費と教科書やお小遣いも含めて300万円はかかりました。済生会や日赤ならほぼかからないと思うとつらいです。私立は高い。「専門実践教育訓練給付」は受けられなかったので、費用はかかりました。
生活費は実家へ戻り、食費と住居費の援助を受けました。
病院の奨学金も借りましたが、就職する病院を変えたため、一括返済しました。
看護師として働ければ返済に困ることはないですが、夜勤や職場環境によっては続けることできない可能性もあります。安易に奨学金の選択はせず、自分でできる用意できる範囲で費用は捻出してください。一括返済となってもいいように。
病院から奨学金を借りても、その病院に必ず就職できるわけではなく、不採用になり一括返済した現役の子もいました。奨学金の返済も大変そうです。
社会人時に雇用保険へ加入していたのであれば、学校によっては「専門実践教育訓練給付」が利用でき、学費をカバーできる可能性があります。
30代での学校生活について
座学は苦痛ではなかったです。子どもから高齢者までのケアの知識はつきます。自分の体のことや病気について勉強は面白かったです。大卒だったので、教養科目は単位を認めてもらえて、体育など免除してもらえました。
学内実習は、事前レポートなどの予習で手書きでまとめるのが苦痛でした。学内の実技試験があります。実技試験に向けてベッドメイキングの練習や清拭などのケアの練習は相手がいるので、練習相手を探すのに苦労しました。現役生はあまりやりたがらない。実技試験はほとんどの学生が再試験になる状態です。私は一発合格した。実技試験に落ちた学生の練習に付き合うこともありました。協力し合い徐々に現役の子と仲良くなりました。実技試験は、滅菌手袋の装着、清拭や排泄介助などがありました。採血実習は緊張しましたね。
試験は過去問があると対策しやすいですが、手に入れるのが難しいと諦めていた。現役の子は授業を聞いていない子もいるので、自分の試験勉強のまとめたものを見せたりしていると、過去問を見せてくれる子もいました。それを元にさらに解答作ったりと。全ての教科に過去問はないし、授業聞いていてもよくわからない試験もあります。過去問がなくても、再試はあるし、なんとかなるのが現状です。心配はいりません。授業に出席し、態度が良ければ問題ないです。
病院実習が一番きついです。実習先はさまざまで自宅から遠いこともあり、体力的にしんどい、実習記録と自己学習で睡眠不足です。あまりに遠い場合がビジネスホテルを使うという人もいました。
実習担当の学校の先生と相性が合わない時もあったので、しんどかったです。今思うと、嫌がらせに等しいものでした。実習先の看護師はそっけないですが、昔よりはマシになっているとは思います。意地悪な人はどこにでもいます。
最後に
3年間精神的に辛かったことも多く大変でしたが、国家試験にも合格できました。資格は一生ものです。
仲良くしてくれた子とは卒業後も連絡をとっています。
専門学校は入学してしまえば、あとはやり切るだけです。
社会人から看護師を目指している方のお役に立てればと思います。
10年前を振り返りましたたが、SNSやオンラインなどの進歩を感じますね。日々勉強ですね。
看護師の仕事はやりがいはあります。仕事はきついし、責任あり、人間関係も女性社会や医師も含め多職種と仕事するためいろいろあります。夜勤もあるため、どういうところで働きたいかも視野にいれて、活動してみてください。