応用物理学会にうす~く参加した話
こんにちは('ω')
2021応用物理学会秋季学術講演会(9/10-9/23)が無事終了しました。運営のみなさまお疲れ様でした。
今回は応用物理学会の一部のポスターセッションに初めてVR空間が採用された特別な会で、中山さん(@Zhongshanxiont)を中心とするKOSEN Chapterの学生さん達(https://sites.google.com/view/jsapkosens/)ががんばっていました。
準備については何も手伝えていないのですが、応援も兼ねて参加していました。
本大会の参加者用ポータルサイトです。ここからconfitのタイムテーブルみたりzoomセッションに移動したり、VR会場に移動したりします。オフライン開催だったときは秋大会の参加者6000名くらいが参加しているようです(今回は未発表)。緊急事態宣言で完全オンライン開催になった今回は、口頭発表の期間とポスターセッションの期間が完全に分離されました。10-13の四日間で口頭、21-23の三日間でポスターが行われています。
応物学会の年次大会で(たぶん)初のVRポスターセッション
これ、とても面白いです!!展示会もいつしかVR時代になるのでしょうか。未来を体験してみてくださいヾ ^_^♪#jsap #jsapexpo #応物学会 #応用物理学会 https://t.co/aVifG0uH4p
— JSAP EXPO|応用物理学会展示会通信 (@JSAP_EXPO) September 10, 2021
2020年の秋学会において年次大会でのVR初利用がされたあと(https://twitter.com/Zhongshanxiont/status/1300701439384145920、https://twitter.com/KosenChapter/status/1303988897865560066)、1年後の今回初めてポスター番号のついた発表がVR空間に貼られることとなりました。
前回は学会公認の懇親会という感じで空間が設置され、研究ネタ座談会をVR空間内でやる形でした。今回は、協力の得られたとある分科会のポスターが、従来方式のzoomポスター会場と試行版Hubs会場それぞれに貼られる小規模運用になっています。
研究報告としてのポスター発表なので、会場への接続リンクは非公開となっており、会期中の開場時間内はいつでも出入りできる条件+所定のコアタイムには発表者が会場内のポスターの前に立って質疑対応をすることになっています。つまり普通の応物学会内でのポスターセッションをオンサイト開催の時の様にやっていることになります。HubsのワールドはKOSEN Chapter 中村さん(@TakamoriIMP)が製作担当しました。
.@KosenChapter の学生さんが協力してるVRセッション会場(交流広場)にいます('ω')
— じゅん@10/20XRMTG北海道エリア運営 7/31💉💉済引きこもり継続 (@jun_mh4g) September 10, 2021
Hubs会場をいくつか連結して負荷分散を図っている様子
学会公認でこういう試みができるのがとてもいいね! https://t.co/1OxPD2AyVf pic.twitter.com/bFQnoy5Wid
すでに何人かいる様子👀 pic.twitter.com/YvjA9dA0g0
— じゅん@10/20XRMTG北海道エリア運営 7/31💉💉済引きこもり継続 (@jun_mh4g) September 10, 2021
VR会場でぼんやりしながら昼食('ω') pic.twitter.com/5s6rbxzjhc
— じゅん@10/20XRMTG北海道エリア運営 7/31💉💉済引きこもり継続 (@jun_mh4g) September 11, 2021
3日目
— じゅん@10/20XRMTG北海道エリア運営 7/31💉💉済引きこもり継続 (@jun_mh4g) September 12, 2021
せっかくなので昼休みにアバター作った pic.twitter.com/v1wJqWHqTr
応用物理学会秋学会 VR会場二日目も終了('ω')
— じゅん@10/20XRMTG北海道エリア運営 7/31💉💉済引きこもり継続 (@jun_mh4g) September 22, 2021
結構いろんな人が来ている
本番な明日のポスターセッションも盛り上がるといいですね('ω') pic.twitter.com/QcmpKbLVdZ
応用物理学会秋学会 VR会場3日目
— じゅん@10/20XRMTG北海道エリア運営 7/31💉💉済引きこもり継続 (@jun_mh4g) September 23, 2021
今日はポスターセッションなので各会場エントランスに受付係がいる('ω') ポスター5会場+談話スペース2か所
発表者の関連の研究者も見に来てて、zoomポスターとの違いについて語っているところを見た👀 pic.twitter.com/h1xdCjt9tj
コアタイム終了
— じゅん@10/20XRMTG北海道エリア運営 7/31💉💉済引きこもり継続 (@jun_mh4g) September 23, 2021
ポスター前で議論続いているところもある pic.twitter.com/osfoOHBTIF
プチ反省会に潜入中('ω') pic.twitter.com/qf4BZwWnjn
— じゅん@10/20XRMTG北海道エリア運営 7/31💉💉済引きこもり継続 (@jun_mh4g) September 23, 2021
↑つくった人たち
今日、秋応物のVR会場に新たな構造物が現れる...「応物たぬぽん」を探せ!
— きたろ (@Zhongshanxiont) September 21, 2021
つくった人→@TakamoriIMP
Mozilla Hubsの仕組みで作成された各会場には極端な大人数の入室ができないため、ポスター会場は複数の小さな会場に分かれていました。講演者が落ちて復帰不能にならないために入室者数を管理する必要がありました。そのため、エントランスワールドが第一の入り口として設置され、そこで受付を済ませた入場者が各会場へのワープゲートを通ってポスターのワールドに行く方式になっていました。エントランス3か所、ポスターワールド5か所が複数の学生スタッフにより管理されていました。
そのほか懇親のための談話用ワールドが2か所設置されて相互に行き来できるようになっていました。最終日の夕方は、談話ワールドの小部屋で運営メンバーとお話しできました。
開催の道のりは大変そうだった
↑に学会公認のスチューデントチャプターが一覧されています。高専出身者の集いのKOSEN スチューデントチャプターもここにいます。2020年の春に有志メンバーがここに登録されてからの軌跡が彼らのHPに載っています↓。
2020/7に彼らの初イベント 応用物理学会 KOSEN SC主催 第1回VR学術講演会が開催され、年次大会と無関係な研究会を運営していました。この時はzoomとVRChatでやっていました(↓事故で一回目のページの一部を二回目の案内で上書きしてしまった模様)。
2020/9に年次大会企画の一つとしての座談会 #VR研究座談会 が設置されて、開催情報にアクセスできるメンバーでの半クローズドな集まりが実施されました。
#VR研究座談会 pic.twitter.com/6HMijLf2r4
— きたろ (@Zhongshanxiont) September 10, 2020
2020/12に応用物理学会KOSEN SC 第2回 VR学術講演会 が行われました。この時はzoomの口頭セッション+Hubsのポスターセッションの構成になり、PCがゲーミング仕様でなくても参加しやすい形になっていきました。(ちなみに第3回は2021/11/12開催予定)
これらのイベントを経たうえで、今回の年次大会でのVRポスターセッションの開催が検討されて今に至っています。少なくとも3回以上の試行の機会がありました。この間、研究交流会としての機能を3回とも果たせていたであろう結果の積み重ねがあり、学会本部側でも試してみようという空気が生まれていったことが想像できます。(応用物理学会の執行部にも新しい運営形態への関心が高かったことは、2019年に有志で開催された #バーチャル学会 の記事が応用物理学会誌(2021年2月)に掲載されていることからもうかがえます。)
KOSENの皆さんが熱心に活動を継続していたことによって、それまでの文化にちょっとした変化を加えることができる様子を見ることができました。ありがとうございます。
今回の会期中でもいろいろなデータが取られていました。次回の年次大会でまたzoomのポスターに戻るのか、それとも新しい試みが拡大していくのかはまだわかりませんが、試してみたい若手の気持ちをのびのび発揮できる空気が広がるといいですね('ω')
以上です。
応物の協力してくださった方とオフで遠慮なく語り合いたいと思えた3ヶ月だった。
— きたろ (@Zhongshanxiont) September 23, 2021
↑仕掛け人の中山さんのコメント。お疲れさまでした!('ω')
三日目('ω') pic.twitter.com/JYrV3tmq7f
— じゅん@10/20XRMTG北海道エリア運営 7/31💉💉済引きこもり継続 (@jun_mh4g) September 23, 2021
↑ワールド内に隠し要素として設置された応物たぬぽん。地味に数か所にいた。
(2020/9/26 草稿 120 min 2064字
2020/9/27 チェック&修正→公開 2382字)