#CMC_MAX 終了(開始?)

こんにちは。#CMC_MAX トークセッション全日程が終わったようです。
スタッフの皆さんお疲れ様でした('ω')
私は26日前夜祭と、27日全日程+懇親会ラストまで居残っていろいろ話を聞いていました。アンケートに答えて思考を整理したので、自分なりに振り返ろうかと思います。

今回のテーマは「オンラインでもコミュニティの熱量は伝播するか?」という疑問形から始まっています。つまりこれは壮大な実験であることを示している、と捉えることが出来ます。実際に小島さんもトークのセリフで「実験」という単語を使っていました(開始9分くらいの時点)。熱量が高いことはこれまでの実績から推測できているはずですが、「伝播」という単語がキーですよね。ここを設計できれば現在のコミュニティの外に影響を及ぼせることになります。外の人から「へぇ~すごいね~」って言われて終わるだけか「自分たちも出来るようになりたい(+ちょっとした行動)」って言われるのかの境目を攻めるという事なのです。

ブログリレーや前夜祭イベントなどは種火を作るプロセスのように思えました。この辺は#ツイ廃枠 のみなさんや運営側など、すでにコミュニティを受け持っている側の方々からの支援によって成立する仕掛けですね。私も記事をつい書いてしまいました。

当日中の実況ツイートを見ても数時間で2-3000程度のハッシュタグ付きツイートがあったようです。追いきれないスピードで流れていったのが印象的でした。トレンド一位もどこかの地域で取られていたようなので、インパクトとして十分だったのではないでしょうか。

新しい仕組みとして、懇親会がリニューアルされました。オンライン・パブクロール形式というらしいです。セッション関連のそれぞれの懇親会場が計四か所と、階層構造(メイン部屋+ブレイクアウトルーム)になっているスナック(#ひまスナ)合わせた五か所で進行していました。五か所はすべてzoomの独立した会議になっていて、接続用URLもまとめて五個通知されました。移動自由。一般的なオンラインミートアップ後のオンライン懇親会ってすごく参加しにくい雰囲気を私も普段から感じていて、実際ほとんど参加しないのですが、その入りにくさを運営側から工夫してハードルを下げようという試みにも思えたので、今回は入ってみました。参加者間の交流が、早い実況ツイートの流れによってセッション中は難しかったので、懇親会に集約されたのだろうと思いました。

運営の藤井さん(@cw_kanae)は、「実践者を増やしたい」という事をギョーザ部屋でひたすら言っていました。札幌でもコミュニティ運営人は固定化されているような印象が数年あります(観測範囲が狭いですが)。コミュニティを作る/加わることの現実的なメリットがそもそも社会に浸透していなくて、試してみようとすら思わない人がほとんどなのだろうと思います。登壇は集められるのですが運営魂を探すのは無理ゲーって感じが漂っていますし、コロナ禍でオフラインが封じられている逆風下では尚更でしょう。きっと東京でもそんな感じなのでしょう。知らんけど。

そういうことを考えると、今回のセッション構成上でMitzさんが出てきたり、CSセッションや趣味コミュニティセッションが出てきたりするあたりで、「運営人(またはこれから運営人になろうとする人)を支援するコミュニティのカンファレンス」ですよというCMCの立場を打ち出していたのだろうと思いました。マーケティング手法を講習するセミナーではなかった。

テクニカルな配信の工夫(↓)も新しいものが取り込まれ、そちらも大いに参考にすることが出来て十分凄いなと思いますが、それ以上に全体構成として驚くことが沢山ある会議でした。

さて、テーマの振り返りはまだ終わっていなくて、「伝播」はどうなるんでしょうか。コミュニティイベントが増えるために必要な要素はいくつかあって、
①ファンになれるプロダクト/サービスが増える
②音頭をとってもいいよ!みたいな人が吹きすさぶ逆風下でなお勉強会を開催する勇気をもつ
③音頭をとれる人の上司的な人[がそれを応援する空気が出来て/に邪魔させないもっと上の立場の人が居て]②が安心して自由に取り組める状況である
みたいなところではないかと思います。

今回のカンファレンスだけで効果を及ぼしたとしたら②に相当すると考えますが、③が無いと②の人が動き始められないのも事実です。マネジメントに近い人が効用を正しく理解する必要がありそうです。togetterのまとめも熱量可視化装置として外部に見せていくぶんにも非常に強力ですし、今回のブログ特集も機能する場面が来ると思います。
私個人としては、Youtubeの非公開URLをコミュニティに関心を持った経営者の人に送りつけたら③の改善に結びついたりもするかなぁ?とかも思うんですがどうなんでしょうか。参加費が有償だったから難しいのかな。(生態を知りたいという声に対しては実際に来て!って言ってますが、一か月後とかのイベント開催案内を送るより今すぐ見れる直近イベントのアーカイブを送る方が関心が冷めなくていいんですよね。)これをきっかけにどれくらいの人が動いたのか計測できる方法があると嬉しいですよね。

伝播したかどうかの実験結果がわからないと今回のテーマの完全な振り返りにはならないので、今日で終わったっていうよりむしろ始まったって気がしますが、わたしはいま出来る事をコツコツやります('ω')そんな感じで以上です(雑)

↓懇親会の締めの記念撮影

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(声がかわいらしいというのはオンライン時代にすごい武器だなぁと、関係ないけど思った)

↓なぜか締めの直前にHoloLensの体験を紹介するパートがあったので慌てて動かしているの図 LivePreviewの全画面ボタン押せばよかったと動画見返して後悔

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資料

togetter 前夜祭

togetter 本編

よさげツイートコレクション

ブログまとめコレクション

超余談

なんと、札幌のオープンソースカンファレンス2020は同じ日の日中に開かれており、完全に今回のCMC_MAXと被ってしまったのである。札幌ってしばしばそういうことあるよね(;_;)