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また、ここから


2021年9月11日、Sound Stream sakuraにてtoybeeの初ライブが行われた。

セットリストは
1.いなせ
2.あほんだらいふ
3.それゆけ夢みるゾンビーズ!!
4.Vigilante
5.全米は泣かない
の5曲だった。

「いなせ」を1曲目にしたのは、とにかくBOYS END SWING GIRLとの違いを見せたかったからだった。
同期(バンド演奏と一緒に流す音源)も何もない、バンドの4人の音だけで演奏する。これから始まるtoybeeは今までの自分たちとは一味違うぞと思われたかった。

この日のライブは全然ダメだった。
アタマが合わない。
ハシったり、モタったり、演奏がバラバラ。
だから感情も乗ってこない。
BOYS END SWING GIRLのときに自然と出来ていたものが一つも出来なかった。
やはり、10年積み重ねてきたものは大きかった。
「また、ここからか」と思った。

ライブが終わった後はみんなでtoybeeハウスに帰って大反省会をした。
今日のライブで何が良くなかったのか、みんなで意見を出し合った。これからどうしたら良いのか話し合った。
結局、朝までtoybeeハウスにいた。

「また、ここからか」と思ったけれど、10年積み重ねてきたものは無駄ではなかった。
あの時とは違って、どこをどう直していけば良くなるのか、昔より分かっていたのだ。それが救いだった。

その後のtoybeeは成田、大阪、名古屋でライブをした。
毎回ライブが終わった後、車の中で反省会をしていたから、ライブ毎にものすごく成長していたと思う。

10月26日、下北沢CLUB Queでのワンマンライブ。
この1ヶ月の集大成を見せることが出来た。
演奏面で言えば今までの中では1番良かったと思う。
だけど⋯⋯

お客さんの数が減っていた。
BOYS END SWING GIRLの頃に僕たちが見ていた景色は、そこにはなかった。
もちろんボーイズの頃から続けて応援してくれている人もたくさんいて、それはもの凄く嬉しかったけれど、やはり心にくるものがあった。この日から来てくれなくなった人もいた。
ここからまたあの景色にまで辿り着けるのか不安になった。先が長く感じた。

でも、初めてtoybeeで曲が出来た時の感動を信じようと決めた。
「全米は泣かない」が出来た時は4人全員が泣いていた。あの時の気持ちは間違いない。
まだまだこの曲たちを表現しきれていないからみんなに伝わないんだ。
もっともっと練習して良いライブをしよう。
そうすればきっと、いつかどこかで気づいてくれる人がいるはずだ。
また、ここから頑張ることに決めた。

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2025.1.27(月)
渋谷CLUB QUATTRO
toybee ONEMAN LIVE 2025
『LOOKBACK, TO THE FUTURE.』

チケットはこちら↓

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