【10〜11w】水疱瘡にかかった話
まさか自分が水疱瘡にかかるなんて思わなかった。
というか、小さい頃にかかっていたと思ってた。
わたしが幼い頃にかかったと思っていたのは、水疱瘡じゃなくて手足口病だったらしい。
10週目の妊婦健診の日、手に水泡のようなものができていて、ただのできものかな?と思いつつ、
初めてのことで不安に思ったので、先生に相談。
先生も「大丈夫だと思いますよ。もし、増えることがあれば連絡ください」とのこと。
その言葉に安心しつつも、一度不安になると不安な思考は止まらず、水疱瘡関連のネット記事を調べまくる。
そもそも水疱瘡の潜伏期間は2週間ほど。
水疱瘡に感染した人に接触した記憶もない。
いつ、どこで、誰からもらったのかも分からない。
ただただ、手にできた水泡が別のものであることを願うばかりだった。
でも、その願いは虚しく、翌日、水泡が増えていた。
しかも、その日は日曜日ですぐに病院に行けなくて、すごく不安な1日を過ごした。
お腹の子に悪影響があったらどうしよう。
流産になってしまったらどうしよう。
ただただ、申し訳ない気持ちと不安な気持ちでいっぱいだった。
不安になるだけなって、ネットで調べるだけ調べてたら、帯状疱疹になったけど、お腹の子は無事に産まれたという方のブログを見つけた。
それをきっかけに、妊婦の時に水疱瘡にかかったけど、特に障がいもなく無事に赤ちゃんを産んだという方の記事を見つけた。
そこからいろいろネットで検索して、妊娠初期で水疱瘡にかかった場合、先天性水痘症候群になる可能性は2%以下という内容を見つけた。
※医学的に正しいかどうかは保証できないので、正しい情報についてはご自身で調べていただいたり、お医者さんに確認ください。
その内容を見つけて少し不安が和らいだ。
でも、不安なことには変わりなくて、月曜日朝一で皮膚科に行った。
期待も虚しく、お医者さんからはあっさりと「水疱瘡ですね」の一言。
妊娠してることを告げると、薬を飲んだ方がいいけど、不安からやめておいた方がいいとのこと。
いったん処方箋はもらわずに帰宅。
不安で押しつぶされそうになった。
どうしたらいいか分からなくてクリニックに電話。
先生がいろいろ調べてくださって、
流産のリスクや妊娠初期での水疱瘡の場合、赤ちゃんに障がい?が現れる可能性は2%もいかないぐらい(1.8%だったかな?)であることを教えてくださった。
薬を飲んでも、赤ちゃんに影響はないから、症状が悪化しないように薬を勧めてくださった。
そして、体調のことも気にしてくださり、クリニックに処方箋を取りに行くのも大変だと思うから、と
自宅近くの薬局に処方箋をFAXしてくださり、その薬局に行ったら薬をもらえた。
処方箋代も次回の検診の時でいいよとおっしゃってくださった。
その優しさに泣きそうになった。
そこから、一気に身体中、そして、顔面、唇にも水泡が広がった。
顔中ニキビができたみたいになって、初めてのことで悲しくなった。
でも、自分の身体や顔はどうなってもいいから、
お腹の子がただただ元気でいてくれたら、それでいいと思えた。
不安で、悲しいのに、そう思えることがなんだか嬉しかった。
1週間ぐらいしたら水疱もかさぶたになって、顔もマシになった。身体はかさぶただらけだけど、見えないからよし。
12週目の今、実際、お腹の子にどんな影響があるのかは分からない。
でも、大丈夫だって信じることしかできないから、この子の強さを信じてる。
何が起こるかなんて分からないし、
起こることは起きてしまうし、それでも、生きていかなきゃいけない。
大事なのは何が起きたとしても、それをどう受け止めるのか、そして、その上で自分がどう選択していくのかだと思う。
この先、何が起こっても、この子のために全力で生きていこうと思う。
そう思える存在ができたことにただただ心から感謝。
べび、今日も愛してるよ。
わたしを選んでくれてありがとう。
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