ギャンブルをやった話
普段、全くギャンブルをしないのだが
(ときどき飲み屋でほぼ他人に怒るか怒らないかのギリギリでイジるときがあるのは別)
年末に見てた「クズギャンブラー系YouTube」に影響されたのか、なんとなく気になって急にやってみたくなった。
そして『ギャンブル』と言ったら競馬ではなく『競艇』!
…という事で平和島。
昨今の競馬場の様な華やかさはほとんどなく、トイレも売店も居る人のほとんども昭和の匂いをのこす競艇場。
いまだに喫煙所を無視したお爺さん多いし、負けるとすぐに舟券をそのまま捨てるし、コーチ屋おるし、若い女性もなんかバブルヤンキー風だし。
もちろん形から入りたい僕はネット投票なんてしない。
去年、近所の兄(あに)さんから頂き、クルマのダッシュボードに入れっぱなしにしていたポチ袋から2万円を取り出しいざ賭博。
腹ごしらえは、名物おおこしの「もつ煮ライス」
立ち食いメインのザ・鉄火場メシ。
みんな流れる様に食っては出て行く。
美味いが15分以上いると罪を犯しているのかと錯覚しそうな映画の炭鉱の食堂の様相で胃にもたれる。
マークシートの書き方も見よう見真似。
初心者を見破られたのか、スタンドに座ったら、競艇歴40年のオッサンに話しかけられアドバイスを受ける。
『競艇はな。勝つ回数じゃなくて、どれだけオッズ高いレースを1つ当てるかなんだ!』
と言う格言の様なありがたいお言葉を頂く。
ピンとこない自分に諭すように…
『1日12Rあるだろ?』
「はい」
『11勝1敗が1勝11敗に負けるんだよ!』
めちゃくちゃ良いオッサンなのだが、ご自身に酔ったドヤ顔がちょっと面白かったので
「それ、『1日12連勝しても1勝のヤツに負けることがある』の方が名言ぽくならん?」と。
『そうだな。お前、競艇のセンスあるぞ!』といまだに分からないお褒めの言葉。
『とにかく3連複なんてもってのほか。3連単一点だけだよ!』とな。
↑ちなみに僕は3連複😅
なんだかんだで僕がビギナーズラックでとってしまいビールを奢ろとするが
『オレ、実は飲めないんだよ。今は。』と残念。
その後、ちょくちょく発券場で顔を合わせる「即席師匠」は付かず離れずでめちゃくちゃ好感。
1Rからやってて今日は浮いてたらしく、最後に上機嫌に挨拶して別れました。
最後の12R。
『競艇やって生涯トータルマイナス』という「即席師匠」に反抗して、否定された3連複を中心に買ったら…50倍近くつき、トータル4万円プラスぐらいでビギナーズラックを達成しました。
特に火急に必要なお金でもなかったので、ボートレースで儲かったお金の一部を日本財団経由で能登震災に募金すると言うオチをつけて。
とにかく1人行動は楽しい。
そして…時々行くのは良いがテラ銭25%取るような賭博に僕がハマることは多分ない。(はず)