小説Zoom添削(BLもOK)について②
あらすじ添削と小説添削では何が違うのか? 前回はあらすじ添削についてお伝えしたので、今回は小説添削を受けるメリットについてお話ししたいと思います。
🔳書き手の癖がわかる
小説添削を受けるメリットの1つに、書き手の癖を発見することができるというのがあります。
これは、友人に読んでもらっただけでは、なかなか見つけられない部分です。
書いた本人は「傑作ができた」と思っているかもしれませんが、読む側としては粗がわかるので、最後まで読むには辛抱強さが必要です。
そして、その原因を分析していくと、書き手の癖であることが多いです。
単なる文章的な癖であればすぐに見つけられますが、中には本人も気づいていないパターン化された癖もあります。(これは人それぞれなので、ここでは説明しにくいです)
受講者の方から「他の先生の添削を受けたとき『感情移入しにくい』と言われたのですが、何を直せばいいのかわからなくて。でも、これが原因だったのですね」と言われたこともあります。
こうした癖は、「あらすじ添削」や「プロット添削」では絶対に見つけられないので、何度もコンクールに落ちている方は「小説添削」をオススメします。
🔳セリフをチェックできる
小説において、セリフがどれだけ重要であるかは言うまでもありませんが、実は
そのキャラクターの心情に合ったセリフを書けている人は、意外に少ないというのが私の印象です。
だから、本当はこのセリフじゃない方が面白くなるのに……ということが多々あります。
コンクールで結果が出ないのは、実はこんな部分も影響しているのではないかと思っています。本来であれば加点できるところを取りこぼしているわけですから。
もちろん、こうしたセリフを見つけたら、そのときのキャラクターの心情を説明し、私だったらこんなセリフにします、とご提案しています。
🔳冒頭のチェックができる
実は冒頭の1〜2ページを読んだだけで、面白いか面白くないかだけでなく、作者の力量までわかってしまいます。
ですから私の添削では、冒頭を念入りにチェックします。
冒頭の1〜2ページだけでも、かなり時間をかけて読み込み、文章の修正をする場合がほとんどです。
実は、冒頭に持ってこない方がいいシチュエーションやセリフもあるので、そういうときは、こんなふうに変えてみたらいかがでしょう?とお話ししています。
🔳複雑な設定を作り直すことができる
ファンタジー、転生もの、時代物、神様や天上人が出てくるもの、主人公が特殊な状況にあるものは、設定を読者に解らせる必要があります。
作者はわかっているので、そのままどんどん書き進めてしまいますが、初めて読む人には難解で頭に入らないことが多いです。
私は添削がお仕事なので、理解できるまで何度も何度も読み直しますが、コンクールではそうはいきません。解らないまま読み進められてしまうので、結局よく解らない作品として評価されてしまいます。
中には世界観を自分でもとらえ切れていない方もいるので、お話を伺いながら一緒に考えたり、設定を考え直してご提案することもあります。
🔳Zoom添削の進め方と料金について
まず、全体を通しての感想と、何がマイナスになっているのかをお話しします。
その上で小説を最初から見ていき、「何ページのここの部分です」と具体的に指し示し、なぜいけないのかだけでなく、どう直したら良いのかまでをお話ししています。
料金の目安は、400字詰原稿 100枚以内で 22,000円+消費税。
Zoomは、10:00〜20:00の間の90分間、平日でも土日祝日でも
ご都合の良いお日にちをお選びいただけます。
これを高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれですが、皆さんが想像する以上に時間をかけて読ませていただいております。
まずはお見積を差し上げますので、お問い合せください。
小説添削以外にも、あらすじ添削、プロット添削、コラム添削も承ります。
テキストも販売中です。ご希望の方は junko.k.aaa@gmail.com
またはTwitter @kuroda_jun_ko のダイレクトメッセージにご連絡下さい。
「あらすじZoom添削」については、こちらhttps://note.com/jun_planet/n/nfaee65383dc1
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?