石積みの家が出来るまで①
40歳になって、石を積んで家を作りたくなりました。
一つ一つ表情の違う石たちを
コツコツ積んでいきたいと思います。
なぜ石積みの家なのか?
20代の頃、「ホームワーク」という世界のセルフビルダー達が作った家の写真集に出会いました。ストローベイルハウス、草屋根の家、土の家、木の家など、本当に魅力的な家が沢山あって、今でも読み返すくらい僕の建築物のアイデンティティの一冊になっています。その中でも石積みの家に凄く惹かれましたが、当時は作りたくても、なんのノウハウも無かったので諦めていました。
サマーハウスが完成して、次に何か作りたいなと思っていたところ、石積みの師匠藤田さんに出会ってから、石積みの家の制作を実行に移す事が出来ました。出会いに感謝です。
今回のnoteは今年の6月の作業内容です。—————————————————— - - -
建築予定地
建築予定地は茶畑の南側斜面。
この場所の、季節の日照時間や、荒天時の風の流れや水の道を長年見てきて、次に何か建築するならこの場所と考えていました。
日当たりも良く、後ろに防風林もあり非常にどっしりとした土地です。
⒈サマーハウスまでの道づくり
サマーハウスまでの道を、地元の業者さんにお願いして作ってもらいました。改めてパワーショベルの力を見せ付けられ、欲しいものリストの上位にランクインしました。
道が出来た事により、軽トラで資材を運べる様になりました。
2.石を調達しに行く
本来なら石は近くで手に入れるべきですが、石の強度や形を考えて買う事にしました。
姫路市林田にあるヤマハ石材さんに2トンダンプをレンタルして石を運びました。
道中は山仲間の、梶さんと山崎さんが付き添ってくれて楽しいドライブになりました。ありがとうございました。
石を姫路から運ぶのは4回が限界でした。
(タイムリミットはレンタカーの返却時間まで)
3.道具を求めて金物の町へ
石積みの道具を求めて金物の町、三木市まで行きました。石積み師匠藤田さんと一緒に三木技研さんへ。
色々話しを聞いて、これさえあれば出来る!と言われたコヤスケとハツリノミを購入。
藤田さんお付き合いありがとうございました。
6月は石を積むまでの準備の月でした。
いよいよ長い制作が始まりました。
7月に続く…