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音を未来に残すことの意義


環境音について考えてみているのですが、ちょっと今調べたことを共有させてください。

“音楽”に比べたら比較的新しく提唱されている分野だと言うことがわかりました。「サウンドスケープ」と言う概念自体は、1960年にマリー・シェーファー氏によって提唱されたようです。

現在は、日本サウンドスケープ協会が設立されており、年2回シンポジウムを開催しているようです。申し込みさえすれば参加費は無料とのことなので次回あれば参加してみようかと思います。

ある程度ロジックが確立されているようで安心してしまいました笑

ただ、調べてくうちに問題であると感じたのはあまり付加価値をつけるような研究が無かったことです。多分研究者は皆、私と同じ思考に陥ってます(笑)環境音を録音する•データ化するという特性から、観測的な側面が良く議論されていました。

Googleでサウンドスケープと検索すると

こんな感じでさまざまな団体が出しているのですが、全体的にあくまで図鑑のような形というか、下手したらSNSに栄え写真を載せるのと大差ない気がしました。

少し違う試みもあって、
環境音をサンプリングして音楽にする。

録音を用いての定点観測。

そのほかにもサウンドスケープを用いた教育、療養、建築、人文学を紐解いてみたり、、、。常識とは違った目線で捉えることがますます必要だなと思いました。

100%共感。

まず、マリー・シェーファーは確かに大家で、大事な視点をさまざまに提供してくれているからチェックした方がいいとおもう!僕は「音さがしの本」をネタ本として活用してます。

ただ、僕も感じてたんだけど、マリー・シェーファーの先にぜんぜん行けてないんだよね。「サウンド・エデュケーション」が発表されたの92年よ?

歴史的な音や、美しい音風景の保全をするという発想をしている人は多い。さまざまな人が社会貢献として動いている。ただ、それが「図鑑」以上のものになっていないというのは僕も感じていた。結局、好きな人が聞く以外の用途を見出せないなら、100年後に残すことは難しいだろうと思ってる。図書館の書物と違うところは、用途が限定されすぎていること。提供側が、何のために使ったらいいかわからないまま、未来に残すことでその価値創造を次の世代に託す形になっている。これはかなり大きな問題点だと思う。

「環境音が残されて、聞けたからなんなのか?」は、「立体音響で音がぐるぐる回ったから何なのか?」に匹敵する大きな問いだね。


そうなんです!
これなんです!
ちゃんと調べてみてなんとなく言語化できたので、再度詳しく調べて考えてみようと思います。これできないとサウンドエンジニア名乗れません。

ランドスケープなら庭を作る、公園をつくる、なんならテーマパークにまで応用されているのですが、、、。

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