発達障害に良い点はあるの?
発達障害の障害という言葉に引きづられて悪い点ばかり見えがちです。
何事にも2面性があるように、悪い点があれば、良い点が必ずあります。
ADHDの特徴の一つに、周囲への興味が移り変わり、集中力が低いです。それは逆に好奇心や感受性があり、独創性を産むきっかけになったりします。
興味から行動へが早いので、良し悪しもありますが、人を驚かせるような成果を上げることもあります。
ASDだとこだわりが強く、自分のルールで行動する。言い換えれば、職人気質で深い知識を得たり、人にはできないような技術を得たりします。
またパターンにハマると、再現性もあって、強い(優れた成果を上げるなど)のも特徴です。
LDの場合、学習障害に何も良い点がないんじゃないかと思われがちです。
読み書きがダメな人は、往々にして聴覚や記憶が優れている人が多いように思います。算数ができない人は、イメージで捉えることに優れている場合があります。できない点がある分、できる点が人より優れているケースをよく聞きます。
ゲームで能力のパラメータ配分を通常の人は均等なのに、LDは極端に割り振っているイメージでしょうか。
有名人の中にLDが意外にいます。有名なの人では、トム・クルーズ。彼は読字障害なのですが、台本は読んでもらって覚えるそうです。
また過去の人で言えばアンデルセンやレオナルド・ダ・ヴィンチ。レオナルド・ダ・ヴィンチが鏡文字を書くのは有名ですね。機密性を考えて、意図的に読みにくくしたという話もありますが・・・
何でも無難にこなせることは良いように見えます。しかし、社会は人とは違うことができる人、優れた人を常に探しています。他人との差別化できる点が見えづらい点で社会に出た時、発達障害者とは違う悩みを抱えて生きている人が多いように思います。
自分はできないことがある。だから他にできることがあるはずだ。そんな風に考えて自分を見つめると、自分の中に健常者にはない原石があると思います。
それを見つけて磨き上げ、社会に貢献していくのが、発達障害を持つものの生存戦略だと自分は考えています。
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