見出し画像

発達障害を本気で改善したいなら、するべき2つのこと。

ネットや書籍など周りには、こうすれば発達障害を改善できるという事例が溢れるようになりました。

薬(コンサータ・ストラテラなど)を処方する、運動するなど、具体的な対処法は書かれていても、根本的に最も大きな原因について書かれていないことが多いです。

やった方が良いと言われていることも多く、結局何から始めれば良いのかわからないという方もいると思います。

目についたものや簡単なことからやったはいいが、良くならない場合も多々あります。人によって効果が異なることも多く、多少の効果があっても結局元通りというケースも聞きました。

うまくいかなかったり、元に戻ってしまうケースは、根本的な問題を見ずに改善を試みた結果である場合がほとんどです。

では、根本的な問題とは何なのか?
それは、”客観性に対する認識・意識の低さ”です。

発達障害者と健常者の最も大きな違いも客観性に対する問題だと考えています。

客観性の低さから生じる問題として
・自身の言動が、周りからどう見られているのかに気づいていない。
 →思いつきで言ったり、行動することで、周りからヒンシュクをかう。
・服装が、その場にそぐわない。
 →周りから浮いてしまう。奇異の目で見られる。
・部屋の中が散らかっていても気にならない。必要なものが見つからない。
 →衛生面で悪いだけでなく、探すために貴重な時間を失う
・体調不良になりがち
 →食生活の偏りや運動不足からくる健康面で問題を抱える。
など

客観性を身につけていくには、自己啓発セミナーに通ったり、高額な薬を処方してもらう必要はありません。

やることは2つです。
”記録し、見える化”
”定期的に振り返る”

慣れるまでは多少面倒ですが、それさえ覚悟してやれば、必ず改善します。

人は記録しておかないと忘れます。発達障害者は、好きなことに関しては異常な記憶力を発揮するケースが多い一方、一般的なことや約束に関して忘れがちなことがあります。(ワーキングメモリーが小さいことに起因する場合もある)

記録するだけでもダメで、後から振り返ることです。いつの間にか前の状態に戻っていても気づかずに放置してしまっていることがあります。

記録と振り返りの例として・・・
部屋が綺麗な時の状態を写真に撮って、定期的に現状と振り返る。
そうすれば、今が汚れている状態なのかどうか判断がつきます。そして、綺麗な状態に戻すよう片付ける。

健康不足であれば、日頃食べているもの。睡眠時間や運動を記録して振り返れば、改善の意図口が見えます。ジャンクフードばかり食べて栄養不足に陥っていないか?生活習慣に問題がないか?など

服装であれば、全身を写す鏡を購入して、見ることで客観性が見えます。

お金も小遣い帳をつけていれば、後から無駄遣いにも気付きます。

言動であれば、嫌われる言動について書かれた本やYouTubeを見て、日頃の自分の言動を振り返ってみる。

それらを繰り返す中で、自分に対する客観性ができるようになってきます。

自分の問題を指摘してくれる人がいる居れば良いですが、大人になると、してくれる人は居なくなってきます。

自分で気づくしかないので、日頃から自分を客観的にみる癖をつける必要があります。

その結果得られる恩恵は大きく、生活面・人間関係・仕事面でも改善につながります。

今回の内容が参考になれば幸いです。

いいなと思ったら応援しよう!