『旅のことばを読む』目次です
『旅のことばを読む』は旅のエッセイ。
旅の本を読み、そこから旅に想いを馳せる。かと思うと、旅先で以前読んだ本の一節を思い出したり、旅を終えてからその土地の本を読んでみたりして、ちょっぴり自分の旅を豊かにする。そんな本にしました。
『旅のことばを読む』には6つの章と34のエッセイが詰まっています。では、目次です。
プラス1の旅
☆まえがきとしてこのエッセイへの想いを書き出しました。
無垢な観点、旅の慎み
さらりと旅をしてしまう/壁のあった街/変化し続ける都市/変わらぬ美しい海/アメリカらしさ
☆この章には爽やかな自由旅、東西を隔てた壁、ぐるぐる変化する小さな華南の都市、長距離ローカル路線バスに乗っての想い、思い込みと決めつけをやめたい、そんな文章を入れました。
中央と周縁
地中海の真ん中へ/みちのくの先/格子の街区/大草原の興亡/世界の十字路/広大な隣の大地
☆二つ目の章は、国や土地の中央だったところ、歴史の中で周縁部になった土地について考えました。
空の視点、海の視点
空気と水/航海の時代/楽園を知る/海のアジア/空から眺める
☆旅客機の旅や旅客船の旅、島々の歴史や風光、ぐう~んっと空に昇った視線など、旅の視点を変えてみました。
祈りとことば
私のことばは/旅先の文字/百人一首/イタリアにて/ホアンとジョアン/聖地参詣/ほとけのおしえ
☆旅にはことばが関わってきます。外国語であったり、土地のことばや文字を考えたり、長い間続いてきた巡礼や祈りにも目を向けています。
旅の具
境界を越える/高校の地図帳/古代と現代の道の重なり/紙の上の列車旅/パピルス・紙・ディスプレイ
☆芭蕉は旅の持ち物が多いのはいけないと書いていますが、旅に必要なあった方がよい資料や持ち物をあれこれ思います。
旅人
小さな美しいもの カレル・チャペック
フィールドワークの人 鶴見良行
温泉を旅する 山崎まゆみ
自らと対話する 沢木耕太郎
旅の心得 松尾芭蕉
憧れとノスタルジア 車寅次郎
☆旅の先達に敬意を表して少し自分への影響などを語ります。
旅の本棚 旅のためのブックレビュー
☆『旅のことばを読む』で取り上げた本、本文には登場しないけれどお勧め絵の本、それらをコンパクトに紹介します。なかには「これが旅の本なの?」と感じるものもあるかもしれません。あまり旅を狭く考えないでいたいため、登場する本も幅広くしているのです。
いかがでしょうか。読んでみようかなっと感じていただけたら嬉しいです。興味を感じていただけたら、『旅のことばを読む』の紹介WEBページもご覧ください。そこから、予約受付の始まったAmazonのページへもリンクがあります。