ベビーカートラウマ事件
1+2育児パパのじゅんです。
双子育児が注目されるようになったきっかけの1つに、市営バスの双子ベビーカーの乗車拒否のニュースがありました。
ベビーカーを畳まないで電車などに乗るのはマナー違反だとかそうでないとか色々な意見がテレビやらネットやらで度々取り上げられます。
我が家も例に漏れずベビーカー公共交通機関問題に直面した事があります。それは今でもトラウマになっていて、ショックでした。ここでは双子が生まれる前に起きたその事件を紹介します。
我が家の移動環境
私はいわゆる都会で生活してます。公共交通機関も充実していて、駅まで徒歩5分、バス停も近く、電車に10分も乗れば、大抵の用事は済む所に住んでます。
夫婦共に免許は学生の時に取ってますが、車がなくてもまったく不自由ないので、車は持っておらず、いわゆるペーパードライバーでした。
それは長男が産まれてもそうで、家族3人電車でお出かけしてました。
ベビーカートラウマ事件
長男が1歳のある日、いつものように電車に乗って、子連れが多く集まるショッピングセンターに出かけた時のことです。
ベビーカーに乗っていた息子が電車に乗る直前にぐずり出しました。「ママ抱っこ〜」とぐずる息子。妻は息子を抱っこしました。
この段階でベビーカーは空いてます。しかし座席の下には息子のための荷物が入っています。妻は息子を抱っこした事でリュックを前に抱えられなくなったので、ベビーカーの座席に乗せました。私のリュックも電車の中では邪魔になるので、ベビーカーに乗せました。
私たちは優先席のあるドアのところに並びました。そして電車到着。思っていたよりやや混んでいました。しかし乗らないわけにもいかないため、そのまま乗車しました。
ベビーカーを畳まないで乗ることに申し訳なさを感じました。しかし乗れないほど飲み混み具合ではなく、優先席エリアなので、すみません、すみませんといいながら乗車しました。
3つ先の駅までおよそ10分。周りの視線を気にしながら乗る電車は、時間が過ぎるのが長く感じます。
1つ目の駅、2つ目の駅と人は降りるどころか増えてきます。あと一駅、何とか耐えようとじっとしていると、40代くらいの女性が声をかけてきました。
「こんなに混んでるんだから、ベビーカー畳んでくれません?」
確かに子供は妻が抱っこしています。荷物をどけて畳めという考えも理解できなくもありません。しかし、子連れのお出かけは荷物が多くなり、現にベビーカーには2つのリュックが乗ってます。しかも満員電車。この状況で畳むのは不可能です。
私はとっさに「すいません、畳めないです。あと一駅で降りるんでごめんなさい」と返しました。
するとその女性は、予想外の回答だったのか「満員電車で、どうにかしてくれないと・・・」と不満そうに呟いてました。
おそらくその人は周りの人の代弁者のつもりだったのでしょう。周りに同意を求めるような視線を送っていました。
その直後、目的の駅に到着しました。私もその女性もその駅で降りました。
何が正解だったのか?
この事件の後、しばらくベビーカーで電車に乗るのが怖かったです。子どもはいつ機嫌が悪くなるか分かりません。抱っこではなく、むしろベビーカーに乗りたがるかもしれません。また同じ事を言われたらどうしよう、周りの人みんなベビーカー邪魔だと思ってるに違いないと思えてきました。
極力混む時間帯に移動しない、空いてる車両に回るなどしていました。それがお互いハッピーなんだと考えてしまいました。
確かに荷物置きになっていたベビーカーは邪魔だと思いますし、何とかしてと思われるかもしれません。
でもなんかモヤモヤしてしまいます。
ルールよりも思いやり
結局ルールで決めても嫌な気持ちになる人は存在して、いいか悪いかを議論してもキリがありません。
それよりもケースバイケースで、優しい気持ちで判断してあげられることが大切なんだと思います。相手の状況、こちらの気遣い、協力できる人がしてあげる、困ったときはお互い様。
ルールで線引きしないと行けない社会って結局みんなが窮屈な社会だと思いますがいかがでしょうか。
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