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宮國英仁 懐メロ弾き語りライブ@拝島ジンハウス2019.06.19(水)

この日はお客さんがたくさん来て、とても盛り上がって楽しい一夜になった。
そんなライブの中から数曲をピックアップしてお伝えしよう。

3曲目 中島みゆき 誕生
歌唱終了後に大きく息をついた自分に気づいてハッとした。
「息をのんで聴き入る」とはこういうことか、と。
何度か通っていて気づいたことだけれど、僕は中島みゆき本人が歌う中島みゆきの曲よりも、宮國英仁が歌う中島みゆきの曲に、抗いようもなく心を打たれるようだ。
(これは僕の個人的な好みの問題であり、中島みゆきの歌唱を貶す意図は決してない)

13曲目 ネタ 笑
「じゃあこの辺でネタをやります」と宮國さん。
いくつか、「○○が△△を歌ったら」というモノマネ歌ネタを披露していたが、中でも「美空ひばりがアタックNo.1を歌ったら」がとても良かった。
曲中に台詞があるところが美空ひばりの曲との類似点であるため、アタックNo.1の曲中にある「だけど 涙が出ちゃう 女の子だもん」という台詞部分を美空ひばり風に言うと、実際そういう曲があったような気がする程マッチしてしまうのである。笑

14曲目 サザンオールスターズ 勝手にシンドバッド
歌う前に「今何時?って言ったら、そうねだいたいね~と言って下さいね」と言い出す宮國さん。
(ん?それって逆じゃね?)と内心思ったがツッコまずにいると、とても斬新なぬるっとしたコール&レスポンスになった。
途中で気づいて歌うのを止めた宮國さん。
「あれ? なんかこれ逆だよね? なんか斬新だなぁと思って聴いてた」と、妙に客観的な目線で感想を言っているので笑ってしまった。
いや、そうしろって言ったのあなたですから。笑

アンコールの残酷な天使のテーゼを含めて16曲でこの日のライブは終了。

と、思ったら。
ライブ終了後にお酒を飲んだ宮國さんは、おもむろにステージに戻り、お客様の談笑の邪魔にならぬよう、BGMのようにそっと歌い始める。
その、そっと・・・の歌い方もまたうまいので、僕は思わずレポ用のメモに「うますぎだっての!もう嫌だ…」と書いた。
そしたら店主のえみさんがそれをカウンターの中から見ていて笑っていた。
恥ずかしかった…。
ライブ終了後に歌った曲は、1コーラスだけの曲も含めると7曲だった。
中でも一番印象に残ったのが、
憂歌団「おそうじおばちゃん」
この曲は、職業差別だかの理由で放送禁止になったのだそう。
低賃金で一生懸命働く労働者の悲哀を歌ったブルースで、職業差別どころかむしろ、いち底辺労働者の僕にとってはカタルシスすら感じる曲だ。
こんないい曲が理不尽な弾圧を受けて埋もれていくのはもったいないと僕は思う。
もっとも、「放送禁止なんかにしたってライブではいくらでも歌える」と、当時ご本人も語っていたそうである。
また歌ってもらお~。

宮國英仁 懐メロ弾き語りライブ@拝島ジンハウス
は、これからもほぼ毎週水曜日に開催されます。(第5週は基本的にはお休みです)
東京の拝島駅に来られる方は、ぜひ、歌唱力抜群の生歌を聴きながら美味しいお酒を飲めるジンハウスに、足を運んでみてください。


宮國英仁Twitter
ジンハウスHP







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