
舞台で泣くのが嫌な理由
劇場版TOKYO MERのプレミアム試写会が国際フォーラムで開かれました。
1000人近いお客さんに囲まれて、一緒に劇場版を観覧した。
大体、舞台挨拶って、これから本編を観る人の前で挨拶する事が多いけど、今回はサプライズ演出で、観終わった後の舞台にも立つ事が出来た。
この作品は連続ドラマからの映画化ということで、お客さんは大体のテイストは分かっていたと思うが、舞台上から見る限り、ほとんどの人がハンカチを顔に当てていた。
正直、その尊い顔を見るだけで僕なんかは涙腺ユルユルになっていたが、グッと堪えた。
続けて、出演者のそれぞれが御礼の言葉を述べていく中で、出演者の1人が感極まって涙目になった。
僕はそれを見て、さらに涙腺が崩壊しそうになった。が、グッと耐えた。
ドラマとは違い、映画というのはお客さんの生のリアクションを感じる事が出来る。ドラマはひたすら撮影して、放送があっという間に終わって、なんとなく友人やら知り合いから、観てますよー、と言われるぐらいで、正直「熱」は伝わりづらい。伝わってはくるけど、何かその時はこっちもそんなテンションじゃなかったり、別の視点から作品について話してしまったりして、その知り合いを逆に冷めさせたりして、温度差を感じる事が多々ある。
しかし、今回は正真正銘リアルにお客さんと一体化出来た気がする。
いや、恥ずかしいことだけど。
なんかそんな気がした。
だから、自分の感情はグッと堪えた。僕の気持ちよりお客さんの気持ちを優先させたい。今、この時、この瞬間が貴重な物であればあるほど、僕は相手を優先的に考える。そういう性分だから仕方ない。
この作品は1人でも多くの人に見てもらいたい。なぜなら、人が人を信じ、人を助ける為に全力を尽くす作品だからだ。
そして今この瞬間も、世の中の人の為、誰かを救っている仕事をしている人達に心から敬意を表して、この作品をお届けしたいと思います。
いつも有り難うございます。
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