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デザイナー兼マネージャーとして2024年の振り返り

RAKSULでデザイナー兼マネージャーとして、プロダクトデザインと組織づくりに注力した2024年から早くも2ヶ月が過ぎようとしています。
自身の反省と振り返りをする為にも、デザイナーとしての視点、そしてマネージャーとしてチームを率いる立場から、1年間での挑戦や学びを共有できればと思います。

1月〜3月:新年、新たな挑戦の幕開け

2024年は、年初から横断プロジェクトにデザイナー視点を持ち込むことからスタートしました。
デザイン経営というテーマを掲げ、事業成長と組織文化の両方にどう貢献できるかを模索する日々で、特に新卒デザイナー採用の第一歩を踏み出したこと、RAKSUL初の新卒デザイナーを迎える準備として、採用プロセス自体を「デザイン」する感覚で取り組みました。
候補者の視点に立ったオンボーディング体験をどう設計するのか?チームとしてどう育てていくのか?マネージャーとしての責任が一層重くなった瞬間でもありました。

4月〜6月:プロダクトデザインの深化

春から夏にかけては、プロダクトデザインに注力した時期でした。
特に、UXライティングの改善を通じてCVR(購入率)を向上させたプロジェクトが大きなトピックに。11月に公開した記事「CVR(購入率)を向上させるUXライティング『実践から得た7つのポイント』」でも触れましたが、ボタンひとつ、言葉ひとつでユーザーの行動がどう変わるかを証明できたのは、大きかったなと。シンプルさと共感を大切にしながら、デザイナーとして「ユーザーにとって心地よい体験」を追求する姿勢を改めて見つめ直しました。
デザイナーだけでなく、エンジニアやプロダクトマネージャーと一緒に「課題解決のためのデザイン」を磨き上げていくプロセスは、時に難しくもあり、でも間違いなくやりがいを感じる瞬間でした。

7月〜9月:組織拡大とマネジメントの難しさ

夏場はデザイン組織のスケールアップに奔走しました。
副業(業務委託)デザイナーを活用するハイブリッドな体制が軌道に乗りつつある中で、正社員と副業(業務委託)メンバーのバランスをどう取るか、マネージャーとしての試行錯誤が続きました。チームが20人を超える規模になると、1人ひとりのモチベーションや成長を支える仕組みづくりが急務に。デザイナーとしての視点だけじゃなく、組織全体を見渡す目線がどれだけ大事かを痛感しました。
この時期に、新卒若手デザイナーたちが開催した社内勉強会「ノンデザイナー向けデザイン寺子屋」は、個人的には大きな達成感を得られたものでした。デザインの価値を社内に広める手段として、新卒若手デザイナーたちがノンデザイナーにユーザビリティやUIの基本を伝えられたことは、嬉しい成果です。

10月〜12月:成果と未来への布石

秋から年末にかけては、今年の取り組みを形にするフェーズに。
10月の記事「費用対効果(ROI)について、ノベルティグッズ制作を事例に考えてみた」では、デザインの価値を定量的に説明する難しさ必要性をチームメンバーと共有しました。たとえば、採用イベントでのボールペン配布がどれだけ「採用につなげる」という目的に寄与するのか?そんな視点でデザインを捉えるのは、事業会社に属するデザイナーには必要な視点だと思っています。
そして12月は、2025年の本社移転(麻布台ヒルズ 森JPタワー)を見据え、新オフィスでの働き方やデザイン組織のあり方を考える時間が増えました。新たな環境でどんなクリエイティブが生まれるのか、移転を完了させた今とてもワクワクしています。

2024年の学びと2025年への想い

振り返ると、2024年は「デザインの可能性を広げる」年にしたかった想いが、少しずつ形になった1年だった気がします。デザイナーとしては、プロダクトを通じたユーザー体験の向上に喜びを感じ、マネージャーとしては、チームの成長や組織文化の醸成にやりがいを見出しました。
正直、めちゃめちゃ苦労したことも多かったし、投げ出したくなる瞬間もありましたが、それが次のステップへの糧になったと信じています。

2025年は、デザイナーとして大きな転換期となる1年になると思っており、マネージャーとしてメンバーたちの活躍を後押ししながら、デザイン経営をさらに進化させ、RAKSULの未来を一緒に創る仲間と新しい価値を生み出していきたいです。

もしこの記事を読んで、少しでも興味を持ってくれた方がいたら、ぜひお気軽に声をかけてください。一緒にデザインの未来を描けたら嬉しいです。


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