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費用対効果(ROI)について、ノベルティグッズ制作を事例に考えてみた

費用対効果の説明が難しいと感じている方の参考になれば幸いです。(この記事はRAKSUL DESIGNのメンバーに向けて話した内容をリライトものです。)

こんな人にオススメ

  • クライアントや上司に対して費用対効果を説明する必要がある人

  • イベントでのノベルティ効果を検討している人


採用イベントにて来場者400人に配るノベルティグッズ(1本120円のボールペン)を配布することによる費用対効果って?

採用イベントで来場者400人に1本120円のボールペンを配布することによる費用対効果を考える際、まずは総コストとその目的『採用につなげること』を踏まえて、以下の点を評価すると良いかなと。

まずは調達するコストの計算
ボールペン単価:120円
配布数:400人
したがって、コストは 120円 × 400人 = 48,000円
※ちなみにコストとは物品を調達するコストだけではなく、発注やイベント会場で配布する人件費、オリジナルデザインを施したグッズ制作の場合には、デザイン制作費も発生することを忘れてはいけない。

人件費、制作費等を含めて考えるなら下記
・ボールペン単価:120円 × 配布数: 400人 = 48,000円
人件費(仮):50,000円
デザイン制作費(仮):100,000円
したがって、コストは 120円 × 400人 = 198,000円

費用対効果を評価するためのポイントは4つ

1.リーチとブランディング効果

  • ボールペンは日常的に使用されるアイテムのため、イベント後も長期間にわたって企業のロゴやメッセージが見られる可能性があり、長期的な認知度向上を期待できる

  • 企業ロゴの印刷により、受け取った人が後日思い出すきっかけとなり、興味を喚起する可能性が高まる

2.参加者へのインセンティブ

  • ボールペンは小額ながら実用性が高いため、好印象を与え、会社組織に対する印象をプラスにする可能性がある

  • 実用的なノベルティグッズは、イベント参加の満足度向上にもつながり、会社組織へのポジティブな印象を残すことで採用の母集団形成を促進させる可能性がある

3.応募や採用に結びつく割合

  • ノベルティを配布したことが実際に応募や採用にどれだけ結びつくかを測るには、KPI(Key Performance Indicators) を設定する

    • 例えば「ボールペンを受け取った人の中で採用応募に至った人数

    • ボールペンがきっかけで企業への興味が高まり、「サイト訪問やエントリーに繋がった人数」など

  • 仮に、ボールペンが配布された400人のうち、10人が応募し、そのうち1人が採用された場合、その1人を獲得するための費用は48,000円となる

4.他のマーケティング施策との比較

  • 他のマーケティング施策(デジタル広告、ダイレクトメールなど)と比較して、48,000円のコストが適切かどうかを判断する

    • 上記において、1人当たりの応募獲得単価が他の施策よりも低い場合、ノベルティ配布の効果が高いといえる

結論

費用対効果は、ノベルティグッズによってどれだけの応募・採用が促進されるか?企業の認知度やブランド力にどう貢献するか?に大きく左右されます。
コストが48,000円という前提のもとで、採用数やターゲティングされた応募数の増加、ブランド認知度の向上が期待できるなら、効果的な投資といえると思います。

さいごに

デザイナーの皆さん、ノベルティ制作の際には単なるコストだけでなく、その背後にある「ブランディング効果」や「リーチの広がり」をぜひ意識してみてください。
特に、イベントでのノベルティは短期的な成果だけでなく、長期的なブランド認知や顧客とのつながりももたらす可能性があります。
デザインの力で、ただのボールペンを「忘れられないアイテム」に変えてみてください。
あなたのデザインが、企業と未来の仲間を結びつける一歩となります!


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