マイナポイント奮戦記 その1
欲に駆られると人間は少々面倒な事でも何とかするものだ。
5000ポイントに釣られて、私がスマホとPC相手に試行錯誤した姿をここに記す。
先週の休日、マイナンバーカードを自治体窓口でようやく受領した。4月末に滑り込みで登録したカードの交付案内が6月初めに来た。それから最初の休日交付日。
受付にはひと、ひと、ひと。一人あたり5000ポイント分の熱気は半端ない。長い待ち行列に午前中まるまるつぶして手続きを済ませた。
そして今日。ネットで少し大きい買い物する用ができたので、手に入れたマイナポイント権をここぞと行使することにした。
マイナポイント登録の謳い文句は「最短1分」結果は…。トライを開始して2時間が経過した現在も買い物できていない。
まずはマイナポイントアプリを入れよ
利用する決済サービスをマイナポイントの対象にするためには、マイナポイントアプリを入れて、
「マイナポイントの予約(マイキーIDの登録)」と、
「マイナポイントの申込」の2つの手順が必要らしい。
アプリを入れて、ここまで理解するだけで1分は軽く超えている。まぁいい。とにかくやればいいんだな、やれば。
マイナカードが読めない
私の使っているスマホは少し古めだ。発売は約4年前。とはいえ、発売当時はフラッグシップモデル。おサイフケータイ機能(NFC)は当然搭載されていて、マイナンバーカードの読み込み可能対象機種にもちゃんとあげられている。
しかしマイナポイントアプリ(もうマイナ君と呼ぶ)は反応してくれない。
実際、NFC機能をオンにしてマイナンバーカードをスマホの背中に当てるとポロロンと反応するから読めてはいると思う。
しかし、マイナ君はカードをシカトしているようだ。マイナポイントの予約(マイキーIDの登録)の「次へ進む」ボタンを押す→パスワード入力→パスワード入力→初期画面に戻るの永久ループ。何でパスワードを2回聞いてくるのか意味がわからない。しかも画面には3回間違ったらロックされますぜ、と脅し文句が書いてあるのだ。パスワードがロックされないか心配にもなってくる。
せめてカードが読めないなら読めないと言ってくれ!本来はカードが読めなければパスワードは聞かないのが自然だ。しかしエラーコードなど何も発せず、何度やってもパスワードを2回入れさせてしれっと元に戻ってしまう。
だまされてる?
ここで疑心暗鬼に陥る。もしかするとカードは読めているのかも。直前にシステムのメンテナンスがあった(6/19 〜22:00)から、システムが混んでいるか調子が悪くて、その影響でうまく行かないのか。ちょっと時間を置いてみるか。待てよ、こいつひょっとしてフィッシングアプリなんじゃないか?この雑な作りはかなり怪しいぞ…。いやいや。
マイナ君、僕はもう疲れたよ。
これスマホからじゃなくて良いんじゃないの
いい加減これだけ繰り返せば相手が何をさせたいのかわかってくる。要は決済サービス側にマイナポイントの予約情報が渡れば良いのだ。実際、スマホやパソコンがNFCに対応していない場合、自治体などに入力させてくれる端末が用意されているという。(マイナポイント手続きスポット)
じゃあノートPCから予約情報を登録してやればいい。幸い、持っているPCにもNFCが搭載されている。これまで使ったことはないがここで役に立ってもらおう。
さて。(その2へ続く)
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