メルクマールメルマール/will,という曲を書きました、という話

お気持ちツリーを長々と書くのもアレなんで3億年振りのnote記事失礼します。

良い曲を世に出せることになって非常に嬉しいですし、名曲だらけのメルマルの中にいても恥じない曲ができたと思っています。

この曲を作るにあたってのお気持ちをアレしようかなと思うんですが、最初に言っておきますがメルクマールメルマールの前身時代の話からになるんでそこがセンシティブな感じになるかもしれないんで先に言っておきます。
前置きも長いですがストーリー上しゃーなしなのでしゃーなしって思ってください。
あと昔から知ってるからどうこうみたいな意図もないです。今知ってるならそれが最高の機会なんですから。


言いました。




言いましたね?




始まりは私のバンドマン時代からお世話になっている某4の数字の先輩からの連絡でした。

「アイドル曲のコンペやるんだけどどうかな?」

元々学生時代からハロヲタでいつかアイドル曲を書いてみたいと思ってたし、つんくさんが大好きでアイドル曲にリスペクトを持っていた私にとっては断る理由がなく、当時バリバリのアイドルヲタクをやっていた私にとって大好きなパイセンからの連絡で断る理由がなく受けた話でした。

友人の曲でギター弾いたりゴーストでレコーディングやらアレンジやらやってたり(時効)はしていたものの、自分でゼロから作り上げるというのは自分のバンド以外ではやった事ないし、しかも歌詞も書くんだよな、なんて事を考えずに大好きなパイセンから提案されたんだからそれはもうやるしかねえので!の気持ちで本当に死ぬ気で作って、当時の自分の音楽家的な立ち位置からしてこれが認められないならもう音楽の道を諦めようって思って作った曲がありました。

それがメルマル前身グループの、スターライトという曲でした。

そんな曲が採用されるとなり、パイセンからお披露目ライブがあるから見に来て下さいな、と言われ、喜んで見に行かせていただきますの気持ちで行きました。
その時は私の曲はまだやらなかったんですけど、その子達のパフォーマンスを見て、この子達が私の曲歌うんだなって実感した時

「この歌詞はこの子に歌ってほしい、あそこはあの子が良いな、ここはあの子がいいな」

という気持ちが雪崩の様に頭に入って来た事を今でも覚えています。
そしてこれがアイドルグループに曲を書く事の面白さと、誠実さに繋がるんだなと。
幸にしてスターライトという曲は私が思っていたほぼまんまの歌割りとなってリリースされる事になりました。これは本当今でも奇跡みたいなもんだと思っています。

それから色んな事情があり前身グループは終わりを迎え、多分当時のメンバーだった美麗ちゃん(未だに美麗ちゃんって言いづらい)星くん、のかちゃんは色々と思う事もあったと思います。メンバーだけでなく運営チームも悔しい思いがめちゃくちゃあったと思うし、私もそうでした。

私はこの人達が好きだから大好きな人達の為に曲を書きたいって気持ちがずっとあって、その気持ちが呼んでくれたフレーズがwill,の冒頭の歌詞です。
私の作風には珍しく言葉が先に出てきて、メロディも一緒に降りてきて、これは逃しちゃいけないって弾き語りでiPhoneのボイスメモにそこだけ残した記憶があります。

そこからはまた完成まで長くなるのですが、その時このフレーズはどれだけかかっても良いから誰しもが納得出来る作品にしなきゃいけないっていう使命感があって、ずっと続きが出てこない、でもとりあえずで完成させるべきか?いやでも今じゃないっていうのを繰り返しつつ、そのうちに新しく始まったメルマルを見に行ったり、コロナの云々もあったりで本当に色々あって、きっかけになったのがメルマルのバンドセットワンマン、新宿ブレイズかな、あのライブを見て言いたい事伝えたい事が出てきて、歌詞だけ書き上げたのかな確か。
will,っていう曲は私の作品の中では本当に珍しく、歌詞が先に出来た曲なんですよね。
自分の中では基本メロディとコードから作ることが多くて、たまにバンド用の曲はオケ先で作ったり、その方がバンドやってる感も出て良かったりするんですよね、スキゾフレニカ時代のこれとか

この辺とかはほぼオケ先でみたいな事はあったのですが、多分歌詞先って初めてじゃないかなって思います。ちなみに歌詞先で有名なのはaikoねえやんがいますね、本当に弟にしてほしい。
歌詞先だし、冒頭のフレーズ以外はギターを持たずに作りました。当時の私はピアノ弾くのが好きだったからっていうのもありますが、そういう意味でも今までと一緒じゃ勝負できないって思ってたんだろうなって思います、アレンジに行くまでは…

アレンジの話に行く前に先に出来た歌詞の話をします。
歌詞に関しては前身グループが終わったあと、自分がメルマルに対して感じていた事を言葉にしました。メンバーならこう思ってるかな、とか、もちろん長い事見てる運営チームにしかわからない事、昔から見てくれてる人達にしかわからない事もあるけど、自分なりに見てきた中でこうなのかなって、こう思っててほしいなっていう願望もありつつ。
でもそんな事を言いつつ結局のところ自分が救われたいっていう気持ちもあって、メンバーが歌ってくれるから救われるとこがあったり、自分が生きる上で歌ってほしいところを言葉にしたりとか、そういう意味でこんな暗い歌詞を歌わせてる事に対して申し訳ないと思ったりはするんだけど、でもそれを歌ってくれるから救われる人って絶対いると思ってて、自分もそうだし、君の道標になるって掲げているメルマルのメンバーが歌うからこそというか。

willっていう言葉は未来への意志とか決意とか、そういう意味合いもあるんだけど遺言っていう意味もあるらしく、私は別にいつ死んでもいいと思ってるし、明日への希望なんてないわねつって生きてるのだけど、結局書いてる歌詞は生きることだったり、人は意志で変わることができるとか本音の底の方では結局まだ生きたいんじゃんって自分が出てくるの、少し面白いですね。

アレンジは前述の通りメロとピアノをまず入れて、ドラム入れてベース入れて最後にギターとストリングスっていうまあありきたりっちゃありきたりな順番なんですが、この曲に関しては作家性を出すと言うか、スタジオミュージシャンっぽくないことをやろうみたいな意識でやってます。
なので私の手癖満載だし、癖みたいなんがそこら中にあふれてると、イントロで言うとRChのアルペなんてもう10年以上どころじゃないくらい使ってるフレーズだしLChのギターも私です!みたいなフレーズだし。あれ弾いててめっちゃ気持ちいいんですよね。
個人的ギターお気に入りポイントはサビの終盤突然ギターがアルペでハモリだすのと、2番のBメロのRChから聞こえてくる誰に影響を受けたか一発でわかるフレーズです。
あとアイドル曲だとセクションごとにアンプ変えた?ってくらい音色をガラッと変えてメリハリをつけるとかそういうの流行ってるみたいですけど私はそれがすげーことアホっぽく見えるのでまあまあ嫌いなのでその辺も意識してます。と言うかそうしないと一曲です、ってならない気がするんですよね、まあ好みの問題ですが。

それと間奏が終わってCメロ?にいく直前の所、あそこピアノとギターで違うコード弾いてるんですよね、本当はピアノに合わせてちょっとオシャレぶってやろうかと思ったんですが、わざと濁した方がなんかその次の歌詞と合ってるし、ぽいなと思ってそのままにしています。
そのCメロのところなんですけど、自分で言うのもなんですけどベースめっちゃカッコ良くないですか()
あれはいいスラップだと思うんですよね〜これもまた癖(へき)のようなものです。

ギターもベースも癖を出しつつ、歌詞に寄り添うようにいろんなテンションやノリで弾くことができたので割と改心の出来だし、私が曲を作る意味、メルマルのメンバーが歌う意味がある作品をこうして世に出せたのは本当に嬉しいですし、またメルマルチームに救われたなって強く思います。

一人で曲を作ることはできるけど、でも作るだけじゃ何もならなくて、それを届けてくれる、このメンバーに届けて欲しいと思えるメルクマールメルマールっていうグループがいるからこその楽曲です。
メルマルが居てくれたから出来た曲だし、メルマルが歌うことに意味がある曲だし、それはもちろん卒業していったメンバーも含めてで、何一つ欠けても完成しなかったと思います。
そしてこれで終わりにならないようにもっと良い曲を書けるように、恩返しができるように、誰かの心が少しでも軽くなるように、そんな音楽を作っていきたいなと思っております。

長くなりましたが最後まで読んでいただきありがとうございました。
今後ともよろしくお願いします。


#メルクマールメルマール
#音楽

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