R-②(ACROS100Ⅱ/LeicaM2)【撮ったフィルムごとに辿る、記憶の旅】
2021年5月。初めてのフィルムカメラ「Leica M2」を買ったばかりの私は、とにかく家の近所をカメラ持ってふらついていました。(ちょうどGWだったのだけど、コロナ禍で何の予定もなくて)。
今日は2本目のフィルム「Fujifilm NEOPAN ACROS100Ⅱ」です。
改めて撮った写真を振り返ってみると、当時住んでいた大阪の記憶が蘇ってきて懐かしい気持ちになります。
「緊急事態宣言」の真っ只中、この時代の記録をしたいとよく撮っていたのはウーバーなどのギグワーカーたち。当時はまだ“出始め”で、見かけるたびにカメラを向けていましたけど、今では当たり前の光景ですね。
ちなみに、めんどくさくて露出計というものを買わなかったので、スマホのアプリで露出を測ることにしました。(「Lghtmtr」というアプリを入れました)。
ただ、振り返ってみると、おそらくわざわざ露出測らず反射的にシャッター切っている写真が結構多いことに気づく。
これがLeicaの魅力としてよく言われる「速射性」というやつなのでしょうか。
この写真も結構お気に入りの1枚ですが、露出を考えずに撮っていたみたいです。この日は「母の日」だったのですが、花を買って帰ろうとするお父さんと息子くんを見かけてすぐにシャッターを切ったことを思い出しました。
コロナ禍、緊急事態宣言中であっても、思いを寄せる人がいる。むしろ、こういう時だからこそ、母だったり、大切な人のことを思う気持ちは増していたのかもしれない。
カメラを持ったことで、ふらふらと路地裏を散歩をするようにもなり、大阪の魅力をより知ることができるようになったと思う。コロナ禍じゃなければもっと楽しめたのだろうけど。この路地裏のお好み焼きは、確かケンドーコバヤシが行きつけだとテレビ番組で話していたお店(のはず)。
この連載企画。フィルム名をタイトルにしている割に、フィルムの特徴とか全然触れていなくてすいません。次回は、カラーフィルムの「KodakProimage100」の予定です。ぜひ引き続きご覧ください。よろしければ、フォローなども頂けると励みになります。