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高校生からレッスンの依頼をいただいてはっとしたこと

秋とは思えないくらいに暑いんだけど
色々なことが秋に向かって進みはじめた。

ある高校生に出会った話

先日、依頼をいただいでアンサンブルのレッスンにうかがった。

校内オーディションがあるらしく
その前に一度見てほしいとのことだった。
(ちなみに僕はオーディションいらない派。理由は別なnoteに書いている)

で、今回は顧問の先生ではなく、高校生からの依頼だった。
僕の作成したチラシを見て声をかけてくれた様子。


こんなの配っています

事前の打ち合わせから当日の対応まで
すべて代表の生徒さんがやってくれた。

その様子をみたのが
今回の記事を書こうと思ったきっかけ。

当日会場へは車で向かったのだがあいにくの雨。

昇降口の前で高校生が一人立っている。
依頼をくれた生徒さんだった。
雨の中だというのにきちんと外ででむかえてくれた。

そして飲み物のペットボトルを2本用意して
部屋に入ってすぐに渡してくれた。

中身はお茶と水。
きちんと種類の違うものを入れている。
(基本レッスンってしゃべりが多いから、これをいつも用意してくださる団体は本当にありがたい。)

変に冷やしていないので水滴などもついていない。
しかも持ち帰れるようにきちんと袋に入れてくれている。

この日のレッスンは2チーム。
代表の生徒さんは先にレッスンしたチームの生徒だった。

すべてのレッスンが終わったあとも
その生徒さんはきちんと顔をだし
支払いまで責任をもって行う。

白い封筒にピン札までしっかり用意。
(普段レッスンに行く学校にはここまでやらなくて大丈夫ですと言っている)

帰りも昇降口までずっと付き添い
車が門を出るまでずっと立っていた。

誰に習ったというわけでもなく
ナチュラルなその立ち振る舞いにとても感動した。

僕のレッスンのあとは、いつも顧問の先生にアウトプットシートを提出してもらっている。

それも紹介して、こんなものもよかったら活用してね、と紹介したら
16名全員のアウトプットが2日後に返ってきた。
レッスン後も感動をもらうことができた。

こんなことやっていたなあ


この生徒さんをみて思い出したので
おせっかいついでに書こうと思う。

僕も教員をやっている間は様々な方に
レッスンをお願いしていた。

参考になるかわからないけど
その時にこんなことやっていたよっていうのを紹介する。
(参考にしてもらえるのはいいけど、決して自分に対してやってくれと言っているわけではないのでそこは勘違いしないでほしい・・・)

・レッスン当日の朝にご挨拶メール
(前日までにこれまでの演奏の録音や録画を送って状況を説明する。また、欠席者などがいたらこの段階でお詫びとともにお伝え。)

・生徒がウェルカムボードを作成(簡単な黒板アート)

・時間の前に玄関でお出迎え
(顧問である自分、部長、副部長)

・飲み物は絶対複数用意。
(種類を分けて選んでもらえるようにする。冷やすかどうかは事前に聞いておく)

・昼食の有無の確認
(必要に応じてお弁当の用意、食事場所の手配をしておく。地元のおいしい場所で手配。余裕があればデザートまで。)

・夕食のお誘い
(帰りに時間があれば夕食のお誘い。食事代は基本的にこちらで負担できるように。こういう会話の中で学べることってたくさんある)

・手土産の用意
(昼食や夕食がご一緒できなかった時。地元のものなどを用意する。持ち帰りが負担にならないようにバッグやリュックに入れられるようなもの)

・レッスン当日の夜にお礼のメール
(学んだこと、次までにどうるすか。次回のご挨拶。後日、生徒のアウトプットがあればそれも送る。)

・スコアの準備
(きれいに製本する。カットの記入。小節番号をふっておく)

・レッスン環境を整える
(譜面台、筆記用具(鉛筆、数種類の色ペン)、付箋を用紙しておく)

これくらいのことはやっていたかな。
全部が全部自分でというよりは生徒にも役割作って
分担してやっていたし
副顧問の先生の力も借りていた。

さて、気になるのはなぜこれをやるか、という部分。
そして、僕が高校生のふるまいに感動したのはなぜか
という部分。

そこを紐解いていきたい。

これって演奏と同じじゃんって思ったよね


なんでこの記事書いているかって
ここまで書いてきたことが
「あれ、演奏作るときの発想と同じじゃん!」
って思ったから。

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