主夫がおうちでセラピストしています「家族を理解してから、主夫は理解される」
2007年にAQUA MIXT(アクア・ミクスト)自宅サロンをオープン。
エンジェルオラクルカードの創始者であるドリーン・バーチュー女史の「エンジェル・セラピー・プラクティショナーⓇ」コースに参加するためにカリフォルニア州のラグーナビーチへ行く。以降、おうちでセラピストをして14年が経ちました。
妻はビジネスパートナーでもあり、2002年に交際0日婚をして19年目です。
夫婦でやっている自宅サロンなので、カップル・ご夫婦のご相談は多く、男女の機微、親子関係の相互理解を促進させるカウンセリング・ヒーリングセッションを提供し続けています。
僕のヴィジョンは「多くの人が上機嫌で生きる世界をつくる」こと です。
主夫には仕事も家事もある
娘は春休みである。
テンションは高い。
「ねぇねぇ〜!」とこちらの状況をお構いなしで話しかけてくる。
「お腹が空いた、なんか食べたいなぁ。」と僕のそばにきてつぶやく。
「カラオケ行きたい!明日はカラオケに行こう!」
前日にした約束に、今日は朝から「さぁ!カラオケ行くよ」のプレッシャーが強かった。
そういう朝に僕は寝坊をする。
外は晴れている、風が気持ちいい。
洗濯日和である。
掃除もしたい。
娘は「そろそろなんか食べようかなぁ。」とつぶやく。
寝室は静かだ。
働き主夫としては、メールの返信や企画立案、告知の用意もしたい。
「燃えるゴミの日だ!」と少し慌てる。声は出さない。静かに鍋を洗う。
寝室は静かだ。
家族ひとりひとりの思いは何だろう?
働き主夫がひとりでテンパってみても、何も始まらない。
なんで自分ばかりがたいへんな思いをしなきゃならないの!
と主夫がヒステリックにぷんぷんしたところで何も理解を得られない。
残念ながら、ぷんぷんした主夫の言葉は相手の心に届かないのである。
感情的な威嚇や恐喝で誰かをコントロールできたとしても、その後のお互いがお互いに持つ「居心地の悪さ」「不信感」は、家族の運営に支障をきたす。その選択は無しだ。
まっすぐ行くといつも落とし穴にはまるのに、何度も同じルートを歩むのはバカバカしい。
「気づけ!迂回だ!僕は迂回する必要がある!
(あちらの道はいかがでしょう?)」
理解して欲しい時こそ、回り道なのである。
まずは、娘のカラオケだ。
あんなに楽しそうな顔で待たれたら、時間や仕事や家事のやり方を工夫せざるを得ない。
「キレるより、工夫だ!」
結局、娘とふたりでカラオケ三昧。
娘はすこぶるご機嫌で3時間後に帰宅。
以降、ゲームタイムだ。集中すると全くこちらに話しかけてこない。
妻は体調不良なので、彼女のペースを大切にするしか、僕にできることはない。大きな仕事を終え、ライフワークわくわくモルヒネがきれた昨夜だった。
「今日はパジャマデーを楽しみなね。」
家族はそれぞれ他人だから…
まずは薪をくべてから、火をおこそう。
そうすれば暖かくなる。
残念ながら、妻も娘も僕じゃない。(当たり前すぎて笑える)
なのに、僕が思っていることを理解してくれているはず、何でも理解しようとしてくれるはず…と思ってしまう僕は未熟者でケツの穴の小さな男だ。
他人だ!あの人たちは他人なのである!
そのことを、何度も何度も落とし穴に落ちて理解してきた主夫の僕である。
今朝だって危ない…危うく同じ落とし穴にはまる道を「自分にとっては良い道」として歩こうとしてしまう。
迂回した道の先には、いつもお手伝い好きの娘と優しく僕を全肯定してくれる妻が待っている。
分岐点に氣をつけろ❗
主夫なら、できる!やれる!大丈夫!
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