note版 またたび 『オーパ!』開高健・著
好き❤️ありがとうございます、
今、1人キャンプが流行してるそうですが😃
かつては今のようなカートリッジ式のランタンやコンロがなかった。
Amazonでメスティンなんか見てると、デザインがいけてるし。
ところで、オール阪神さんが釣りの番組をやってたが……。
今、テレビはほとんど見てないのでやってるかわからないが。
釣りは最大の贅沢でしょう。
開高健の『裸の王様』(芥川賞)はいはゆる『毒親』を1枚の子供の絵から読み取るプロセスを描いた名作。
日本に小説はあっても大説(トルストイやヘミングウェイみたいな)はないと言われるが。
『輝ける闇』は未完成とも言われているが、ヴェトナム戦争(ゴ・ディン・ジェム失脚以前の)を描いた命がけのルポルタージュである。
ヴェトナムの人ならヴォーおじさんとして知られている?
ヴォー・グエン・ザップ(もと小学校の教師)がフランスと戦をした。
デァエンビェン・フーの戦い……である、
これで、フランス軍は撤退。
フランスはアメリカにこの問題を丸投げする。
この年が1952年だったか。
フランスはアルジェリア戦争も抱えていた。
この後にド・ゴールはアルジェリアの民族自決主義を投票でとう。
これが1961年。
これから米軍がヴェトナムに軍事顧問を派遣する。
背景はこのじきである。
日本の円谷映画『ウルトラセブン』のモチーフはヴェトナム戦争になっている。
うんちくだが、
ウルトラマンは、金城哲夫(脚本家)が沖縄戦の経験(子供時代)から構想。
沖縄の信仰神から…ウルトラマン…を思いついた。
ただ、ウルトラセブンは『ヴェトナム戦争』が徹底的に下敷きになっている。
ウルトラセブンの最終回はしかし、素晴らしいです。
アンヌとダンの最後の対話のシーン。
バックにショパンのピアノ協奏曲。
この時期にロバート・ハインラインは『宇宙の戦士』という問題作をアメリカで発表している。
このハインラインの作品こそが『機動戦士ガンダム』のモチーフになっていると昔、話にきいたことがある。
当時、ソ連がアフガニスタンに侵攻した時代で、世界中が震撼した。
話は『輝ける闇』にもどる。
このルポは読んでいて、大阪大空襲と被っているように思えた。
開高健は戦時、自分を連れて避難する母親が『こっくりさん』で逃げる方向を占ってあたことに腹を立てたという体験談を書いている。
なぜ占いなのか?
ここに腹をたてる。苦しいときの神頼みなのか?
こう反発する。
さらに、母に『現実から逃げるな』とまで思ったのだろう。
これがPTSDみたいになって、創作が始まる、
ところが、『輝ける闇』のなかで彼は極限状態のなか(ヴェトミンに包囲される)自分とかつての母親は、極限状態のなか、同じことしかできなかった。
こんな風にボクは解釈してます。
解説に村松剛(当時の小林秀雄の弟子みたいな人)が、パニックと対比してるが。