音楽の基本的なことを調べてたら長くなった。
ピアノを学び始めていて
どうにも理屈がわからないまま(教えてもらえないまま)
「まずはたくさん弾いて感じてなんとなくわかっていってほしい」
というピアノの先生の言葉に反旗を翻したくなっている今日この頃です。
きっと、ピアノの先生も音楽理論みたいな理屈は苦手だったり、そもそも学ぶ順序が子どもの場合には実践から入るのでしょうから、その教え方を今の頭でっかちな大人にそのまま適用しようとしても無理なのかもしれません。
前置きはさておき、わからないままピアノを練習していても消化不良になりますし、応用が利かなくなりそうなので、少し理論(というと固いですが、音楽の基本的なこと)を調べてみましたので、そのメモを載せます。
調べ始めるときに、どこからでもよかったんですが、ギターを少し学んだときに「メジャースケール」「マイナースケール」「コード(CとかFとか)」の意味がわからないままでしたので、その辺りから掘っていければと思います。
ということで「スケール」というキーワードから調べていきます。
■「スケール」とは
「スケール」というのは日本語で「音階」のことだそうです。
いきなりわかりません。
スケールは音階。じゃあ音階は?
■「音階」とは
12種類の高さの音を、あるルールに沿って抜き出して並べたもののこと。スケール(scale)とも呼ばれる。
ふむふむ。まずルールがあるということが大事ですね。
12種類の高さの音を抜き出して並べるというルールなんですね。
確かに、この世はアナログの世界で微妙な音ってたくさんありますから
それを一部の音だけに絞って並べたものを音階と定義したということですね。
たぶん、きっと、ピアノでいうところの白鍵のドレミファソラシの7音と
黒鍵のド#レ#ファ#ソ#ラ#の5音を足したら12音なので、これのことなのでしょう。
ここで新たな疑問が湧いてきました。
ドレミファソラシドってハ長調だよっていろんなところに書いてあって、ピアノの最初に学びのもハ長調の楽譜だったりします。
そもそも、「音階」と「調」って何が違うの??
■「音階」と「調」の違い
「音階」というのはあくまでも音の並び、配列、それ自体を表す言葉です。 「調」という言葉が意味するところは、その曲が「その音階にしたがって作られている状態にある」という、状態を説明するための言葉
なるほど、音階といったら「この12音だぞ」っていうだけで、調といったら、その12音の音階の範囲内で作られているものということか。
で、調って長調とか短調とかあるし、
ハ長調、ニ短調とか、いろんな種類があるようなんだけど・・・。
■「長調」と「短調」の違い
『調』とは、その音楽がどの音を中心(主音)とした、どんな音階で作られているかを示すものです。 音階が、長音階であれば『長調』。音階が、短音階であれば『短調』となります。
私を完全に混乱させに来てますね。
読み解いてみましょう・・・。
なるほど、調っていうのは中心になる音があるんですね。それを主音というのか。
長音階とか短音階っていうのはまた新しい言葉が出てきましたね。
まずは「調」をもう少し深掘りして調べてみます。
■「調」とは
調とは、ある曲や楽節が、特定の音から始まる長音階か短音階に基づいている状態を指します。 例えば、ハ長調は「ハ」音(ドあるいはC)から始まる長音階に基づいています。 特定の音から始まる、ということがとても重要なポイントです。 その主音から始まる音階で構成されています。
うーん、堂々巡り感が否めませんが、例に出ているハ長調というものが何者かを調べた方がよさそうです。じゃないと例え話が理解できません。
■「ハ長調」とは
音楽のまとまり(楽曲や楽章、楽節)の中心となる音階が、「ド」の音を主音とする長音階(主音から全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音ずつ進んだ音を並べたもの)であることを示す言葉
ダメだこりゃ(笑)
このあたりから挫折する人が増加していくのが想像できます。
何度も「長音階」という言葉が出てきてますね。しかも、長音階というのは「主音から全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音ずつ進んだ音を並べたもの」という説明ですか。全く意味がわかりません。いったん長音階についてもメモしておきます。
■「長音階」とは
主音から全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音ずつ進んだ音を並べたもの
「国語辞典の適当な用語を1つ選らんで、その用語の説明でわからない用語が出てきたらさらに調べる」みたいなこと、したことありませんか?
なんだか、それをやっている気分になってきます。
音楽を学ぶ人ってみんなこんな感じで学んでるんでしょうか?
もっとわかりやすくまとめればよいのにって思ってしまいます。
で、結局、長音階っていうのが何者かはまだよくわかりません。
全音とか半音とかまた新しい用語が出てきてしまいました。
「スケール」からどんどん遠ざかっている気がするんですけど、もっと深掘って理解しないと「スケールが何ものか理解することはできない」んですね。
■「長音階」を詳しく
長音階 (ちょうおんかい、英語: major scale)とは、全音階の一種。全音階を「ド」から「ド」まで上行することで生まれ、全音 → 全音 → 半音 → 全音 → 全音 → 全音 → 半音の音程間隔を持つ。ポピュラー音楽界では英語でメジャー・スケールと呼ぶことが多い。
お!!出てきた!!「スケール」
なるほど「長音階=メジャー・スケール」でしたか。
「音階=スケール」なので「長=メジャー」ということですね。
で、長音階というのは「ド」から「ド」までを低い音から高い音の方向に並べたものっぽいですね。
わかったような、わからないような。
低い方から「ド ド# レ レ# ミ ファ ファ# ソ ソ# ラ ラ# シ ド」と並べたものってことか?あ、それは単なる「音階」か。
全音、半音の音程間隔を持つと書いてあるので「長=メジャー」の意味するものが関係してそうですね。
一度「ハ長調」を調べたときにも出てきている「全音」「半音」というのを調べてみましょうか。
こいつらがわかれば、すべての謎が紐解いていけそうな気がします。
■「全音」とは
全音(ぜんおん)は、全音階を構成する2種の音程の大きい方をいう。長二度とも呼ぶ。小さい方は半音である。
平均律では全音は半音2つ分に相当し[1]、比率は2の6乗根となる(200セント)。
ピタゴラス音律の全音は9/8(204セント)である。
純正律では全音に9/8(204セント)の大全音と10/9(182セント)の小全音の2種類がある。
ミーントーンの全音は純正律の長三度(5/4)の半分で、√5/2(193セント)になる。
■「半音」とは
半音(はんおん、セミトーン 英語: Semitone, Half step)とは、伝統的な西洋音楽における音程の最小単位である。
人間は音の高さの違いを周波数の差ではなく周波数の比で認識する(音程参照)。12平均律においては、オクターヴの中に半音が12個あるから、半音の周波数比はオクターヴの周波数比(すなわち2)の12乗根となる。その他の音律では、半音は16:17、17:18、18:19、19:20などの多様な周波数比となり、12平均律におけるような一律ではない。そして、平均律以外の音律では、半音は全音階における半音のみが存在する。
半音階(クロマティック・スケール=Chromatic scale)とは、隣接する音程がすべて半音の音階を指す。
これは難しくなってきました。
ただ、とりあえず当てはめて考えてみないとわからないのでやってみます。
「全音は半音2つ分に相当」「隣接する音程がすべて半音の音階」と書いてあるので、つまり、
「ド ド# レ レ# ミ ファ ファ# ソ ソ# ラ ラ# シ ド」
この1つ1つの音のお隣さんが半音違いの音ってことで、お隣さんのさらにお隣さんが全音ってことになりますか。
じゃあ、戻って、ハ長調は、「ド」の音を主音とする長音階(主音から全音・全音・半音・全音・全音・全音・半音ずつ進んだ音を並べたもの)なので、これ「ド ド# レ レ# ミ ファ ファ# ソ ソ# ラ ラ# シ ド」に対して
主音の「ド」から、全音(半音2つ)、半音(1つ)ずつ取り出すと・・・
ド→(全音2つ先)→レ→(全音2つ先)→ミ→(半音)→ファ→(全音2つ先)→ソ→(全音2つ先)→ラ→(全音2つ先)→シ→(半音)→ド
となり、おぉ!
ドレミファソラシド
になりました!
つまりどういうことだ?
「ハ長調=ドレミファソラシド」
ってことですね。
ハ長調はなんとなく・・・。
では、さらに1つ戻って「調」の例に戻ると
「例えば、ハ長調は「ハ」音(ドあるいはC)から始まる長音階に基づいています。 特定の音から始まる、ということがとても重要なポイントです。 その主音から始まる音階で構成されています。」
ということでしたから、ふむふむ、そういうことか。
始まりの音が重要なんですね。
ちなみに、
イタリア語:ドレミファソラシド
日本語:ハニホヘトイロハ
ドイツ語:CDEFGAB
が同じで言語が違うだけということは調べました。
ハ:C
長:メジャー
音階:スケール
ハ長調は長音階に基づいているわけなので
ハ長調とは、「ド」の音を主音とする長音階(=Cメジャースケール)ということですね、たぶん。
結局、はっきりわかったわけではありませんが、なんとなくはわかってきました。
長調:全全半全全全半
短調:全半全全半全全
この決まりを、ドから始まるもので当てはめれば、ハ長調、ハ短調になり、#や♭が含まれていたら楽譜の先頭に書くことによって、楽譜に書かれる常に#や♭の音程は個別の音符に#や♭を書かなくてよくなるということになります。
また、どこに#や♭が付くかが楽譜の先頭に集約されることで、その曲が何調なのか決まったり絞り込み予想できるようになります。
ここまでくれば、あとは不明点を先生に聞きながら、自力で理解を深めていけそうです。