安定収入かつ生活基盤完成済の40代未婚者へ『結婚のススメ』
40代で未婚の男女でも、いろいろな人がいるとは思いますが、子を授からず、年齢的にも『もう子どもはいいかな』と思ってきている人も増えてきているのではないでしょうか。
我々40代は若い時苦しかったですよね。
氷河期世代、超氷河期世代とグルーピングされ、特に1999〜2001年の新卒採用では、それまでは大手に就職できたはずの人が結構大手の子会社への就職に妥協しなければならなかったり、そもそも内定がもらえない人も多かったと思います。
そんな苦しかった若い時期を乗り越えて、今、安定収入を得て、ある程度ゆとりが出てきている方々は頑張りましたね。頑張りましたよね。わかります。
そのような人はこの先、老後を考えて住居等の生活基盤も完成させ、あとは老後に向けてコツコツNISAやiDeCoに投資しながら年を重ねていけばいいという敷かれた線路が見えホッと一段落だなという感じではないでしょうか。
そこで提案です。
結婚に対するメリットとデメリットを今一度考えてみませんか?
結婚で重要なことは数あれど、一番の問題はやはりお金だと思います。しかし、すでに1人生活前提での生活基盤を整えられたもの同士が結婚したらどうなりますか?
それぞれが独立採算で生きていけますから、お金の問題が発生しにくいと思いませんか?
これは大きなメリットだと思ってます。
40代になって女性でも住宅ローンを組んでいる人も増えてきたと思いますが、例えばその家が2LDK以上で1人増えてもそのまま生活していけるとなったら、結婚すると何が起こるでしょうか?住宅ローンの半分を家賃代わりに相方が負担してくれるようになる可能性が高いです。
それ以外の生活費は元々独立採算でしたので、食費のように統合していくことでさらなるコストメリットが見込めます。
つまり、結婚することで収入は2カ所に分散され、生活は飛躍的に楽になるんです。喧嘩になりそうなところは独立採算のままにして、干渉されるのが嫌であればそういう価値観の人とルールを決めて住めばいいのです。
以上のようにお金に関してはかなりメリットがあると思ってます。
次にお金以外の面ですが、結婚となると本人同士の問題ではなくなる面も出てきそうですよね。
でも、元々1人でこのまま老後を迎えようと準備が完了してある2人であれば、そこもバラバラで良いのではないでしょうか。むしろ収入が2カ所になり大幅に世帯収入は増えるわけですからお互いの両親に何かあったときには互いが力になるのではないでしょうか。
40代以上の結婚って、世の中的にもほとんど成立してない狭き門なんですよ。40代以上の女性では1,000人に1人しか結婚していないデータがあった気がします。
ただ、これって、20代やら30代と同じことを希望条件にしているからだと思ってます。
これからの時代、40代はもっとドライでもいいから結婚した方がいいと私は思います。
一緒に住めるかな、くらいの基準でいい気がします。
だって、それ以外はお互いが元々1人前提の生活基盤が完成してるんですから。
愛し愛されたい、確かにそれができたら一番いいです。
でも、若い時みたいに盲目的な熱烈な恋できますか?
酸いも甘いも噛み分けるようになっている、それなりに経験を積み重ねできた40代、まあこんなもんだろうなってなりませんか?
もっとドライにリアルに、半分シェアハウス的な感覚で、考え方を変えてもいいんじゃないかと思うんです。
一生1人で居ると一度覚悟が決められたのなら、きっと結婚に対する考え方や意味も変えられると思います。
こんな考え方はいかがでしょうか?
考え方は人それぞれですので、いい人が現れないなら1人でいいという人や、愛し愛される関係の人と絶対に結婚して子どもも諦めたくない人もいらっしゃるでしょうし、それももちろんアリだと思います。
ただ、1つ選択肢を増やしてみるのはどうでしょう?という提案でした。