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スーツの遍歴 メーカーごとに語る
先日、昔に書いたスーツの投稿でコメントがついたので、ちょっと語りたくなりました
最初はアオキ等の量販店から始まり、現在はゼルビーノというお店で誂えるのが最適解でいます
色々きた結論は、いい生地を着ることよりも製法にこだわるスーツ屋がとても大事だと思っています
①洋服のアオキ
最初はリクルートスーツからふつうのスーツをアオキで購入していました
二着でうん万円とかなりお安く仕上げてくれます
当時はワイシャツやネクタイのバランスを考えていなかったのでちぐはぐだなぁとおもいます
そこで悩んでいたのは、スーツを着ると肩が張ることにとても悩んでいました
わたしはなで肩なので肩がかなり下におりていますが、普通のスーツはイギリスをベースに作られているため水平になるようになっています
そうなるとなで肩に分先端が張るのは致し方ない…そう思います
お店の人もこれはどうにもできないと言われ、そこから仕方なくビスポークスーツの世界に足を踏み入れます
そこならある程度解消してくれるだろう
そう、望みをかけます
②ONLY
私が転職で関西に行くことが決まったので、関西ブランドがいいと思い、ONLYというブランドに訪れます
色々選択肢があるなか言われるがままにスーツを誂えます
はじめて作ったスーツは無地のネイビーでカノニコというイタリアブランドの3ピースでした
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着る機会はほどほどで現職でよく着て、4年ほどで捨てました
頑張ればまだ着れましたが、テカテカしてきたことと、太ったことが要因ですね…
太ると3ピースなんて無理です
仕事と社風柄、よく飲む会社にいるのでそこから3ピース文化はリスクがでかいから諦めよう…と思い諦めました
また、肩も思っていたよりは解消されず、ビスポークってただの自己満足では?と懐疑的に感じるようになりました
③ゼルビーノ
藁にもすがる思いでなで肩の弊害を解消したいと思い、ブランド選びを始めます
そこで、たまたまみていた王様の仕立て屋という漫画を読んでナポリ仕立てがなで肩と相性が良いと知ります
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ならばナポリ仕立てに近いブランドを…と見つけたのがゼルビーノでした
ゼルビーノには3つの仕立てが用意されていて、最初は一番したのカスタムラインを選択
なんのブランドかは忘れましたが、イタリアの無名なブランドを選びました
カスタムラインと言えども侮れず、着てみるとかなり軽いのです
ナポリ仕立ての特徴は重心を計算されて作られるので生地の重さを問わず、軽く作られています
そして、ゼルビーノの特徴である基本はゴージラインを普通のスーツより太く作られます
こうすることによって、どこか威厳を感じさせる仕立てになります
それに気をよくして次のスーツも新着
そっちは、チェルッティにしました
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たまたまですが、チェルッティのデッドストック品でもう手に入らないものです
イタリアのわりには生地がしっかりとしていて現在も気続けています
こちらは奮発してラグジュアリーラインを選択
こっちの方がさらに軽い生地感で着ることができます
④俺のテーラー
スーツのことを勉強していた過程でよく出てきたテーラー屋です
浮気をするわけではありませんが、1着作ってみたいと思い訪問
このときは、干場さんっぽいライトグレーが欲しいなと思い話をし、選んだのはゼニアにしました
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また、初めてチェンジポケットを取り付け、こういうスタイルもいいなぁと勉強になりました
しかし、作ってみて思うのは、ゼルビーノのわくわく感も恋しくなりました
①デッドストック品の生地が豊富
有名なものは着ているので、正直、変わった生地メーカーのものが選びたいと思っています
いろんなところでゼルビーノは買い付けているので生の生地をみているだけでもわくわくします
②唯一無二の製法
一度、ゼルビーノの軽いスーツを着ると他のスーツが着れなくなります
また、最近はラグジュアリーラインの型紙も変えたようでさらに軽くなったようです
常に工夫をし続ける姿もいいですね
今後の展開
現在は新しいスーツを誂えていて納品を待っています
今回のテーマはイギリス生地の入門です
①イギリス文化に惚れ始めている
②硬い生地が多いのでシワになりにくい、頑丈
③チェンジポケットの本家
などなどが理由です
イギリス生地は明るくないので何を選んだか忘れましたが、かなり好きな色合いのものを選びました
完成が非常に楽しみです
また、25年もスーツを誂えようと考えています
イギリス生地は値段が高く、普段はツーパンツで誂えているのがワンパンツにしました
数が多いと長く着れるので、長持ちさせる作戦ですね
その時はイギリス生地続投か、オフィスカジュアルで作ろうかと思っています
イギリス生地もトラディショナルなデザインと現代的なデザインとあって今回選んだのはトラディショナルなものです
現代的なデザインのものや色合いを選ぶのもいいなぁと思っています
オフィスカジュアルはプロのちからを借りてどうするのかを任せようかなという考え方です
オフィスカジュアルは弊社で始まったばかりなので私の格好がちぐはぐだなぁと感じています
餅は餅屋で、プロの意見を吸収して、今後の選ぶ参考にしてもありだなと思っています
誂えるときに要相談…という具合ですかね
スーツはサラリーマンの顔なので、可能な限り凝り続けたいなぁと思っています
派手すぎず、それでもきちんとしている…そういうものを目指しています
長く着ているものだからこそ、しっかりと勉強してそれを発揮していければと思っています